bow's Design(ボウズデザイン)

絵本の絵 下書き

日記「絵本づくり」

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夢、ですか。
小さい頃はいろいろと夢を抱いておりましたね。
なんとかレンジャーになって、世界の平和を守る、とか。
ドラゴンボールを読んで、漫画家に夢見たり。
Jリーグが発足したサッカー人気が全盛期の頃、Jリーグチップスを食べながら、サッカー選手に夢見たり。
スラムダンクを見て、自分の頭より遥かに高いリングに豪快なダンクをぶちかましたいと夢見たり。
(そのときそのときに夢を見たものは一所懸命になって練習したものもあるが。今思えばどれも中途半端なのだ。)
その後はなにを考えて生きていたかは覚えていない。
夢も、希望すらもなくなり、将来における不安が作り出す不穏な空気と先が見出せない真っ黒な絶望の中を、ふらふらと、無駄な時間が過ぎていく中を生きていたような気がする。

さて、そういったもののツケというのは社会との関わり合いが濃くなるにつれて、また普段身を置く地域や環境などによって身を以て知ることとなり、10代後半、20代前半というのはいろいろな意味で、上手くいかないことがあったり、失敗もあったりと苦しい時間を過ごした。
振り返ってみると現在に至る軌道の線は奇跡に近い。
当時絶望期に浮かんだイメージとは違った現在を生きている。
ついているな、と思う。
メディアを彩り、人々を魅了し誰もが羨む、だれそれ、みたいな、それとは程遠くそれに比べるとなんにも無いわけだが(そうなりたいとも思わないし、それがいいとも思わない。)、自分の心を信じてというよりは、抗えないものを辿りながら長らく歩いてきて良かったと思える。

いろんな欲があると思うが、欲、というのは大変にエネルギーがいるものだ。
そういったエネルギーに持続的に消費できる体力、情熱を注げる力が年を経るにつれてだんだんと無くなってきている。
デザインをひとつ仕上げるにも、絵を一枚仕上げるにしても、我に返った時にどっと体が重くなるのを感じる時がある。
ああ、こんなにも体力を使うものなのだな、と感じる。
日々いろいろと物事を動かす中で、趣味でやっている創作活動も進めていくには、現在持っているものを取捨選択しながら活動していかなければ、死ぬまでに表現しきれない。
ただでさえ、あれやこれややってみたいという好奇心はあるし、表現したいアイデアというのはチラホラと浮かんでくる。
物事を知れば知るほど、知らないことばかりで、できないことばかり。
人生というのはゴールを与えてくれず、それは通過点であることを投げかけてくる。
それに淡々と向き合っていくわけだが。

競技に勝利し、激しく歓喜したり、敗北し悔しさのあまり涙する若い姿を見ると、静観している自分の心の小さな灯火の柔らかな輪郭が、荒々しくなる瞬間がある。
しかし、我が事のように思えるものではなくなった。
懐かしく、愛おしく、我が子のように。
夢を見ては散ったかつての僕のように。
彼らの後ろに立ち、肩をぽんと叩くような。
そんな感覚だ。

とか思いながら、絵本を描こうとして、絵を描いていた。
仕上がったらまた載せます。

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

少年のイラスト

海で撮った写真 人が初めて降り立った日

 

ミニチュア写真集:人が初めて月に降り立った日

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