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date | 2017.12.23 日記「お兄さん、頭になにかついているよ。」

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「お兄さん、頭になにかついているよ。」
エレベータホールで到着を待っていたところ、背中から幼い声が聞こえてきた。
防犯カメラのモニターに写っているのは、僕と後ろにいる小さな子どもとお母さん。
どうやら頭になにかついているお兄さんというのは僕のことのようだ。
彼の言っている「なにか」というのは思い当たる節があった。
振り返るとやはり目線はそれに向いていた。

「これはね、髪の毛を結んでいるんだよ。」
と結った髪の毛を持ってみせてみた。
長い間美容院にいっていない。
髪の毛もかなり長くなっているし、黒なのか金なのか分からない状態になっている。
次はどのように変えようか、などとワクワクする気持ちもなくなっていて、どうしようかと悩んでいる。
坊主もありだが、せっかくここまで長くなったから、なにかできないか。。。とか。
そんな変わった頭を純粋な子どもにしたら、「なにか」がついているように見えたのだろう。

結った髪を持って揺らせてみたら、なるほど、と納得したような表情をした。
エレベーターに乗り込み、降りるまでの時間小さな男の子と、しばし談笑を。
「バイバイ」と挨拶をかわし、僕はエレベーターを降りていった。
そういえば。
いつだったか、歩道で「こばんはー。」と何度も丁寧に挨拶をしてくれた小さな男の子を思い出した。
おんなじ子だ。
いやいや、良い子で可愛い。
ほっこりとした。

大人の見知らぬ人に声をかけられることは、滅多にないのだが、小さな子どもに声をかけてもらうことはしばしばある。
彼らの目は曇りなく美しく綺麗で、ぶれることなく、そらすことなく、真っ直ぐな眼差しを向けてくる。
よしなさんな、お兄さん。
似非露悪家きどりはやめたまえ。
曇った濁りきった目の奥にきらりと輝くものが見えるのは気のせいか。
それがあなたの本当の姿だと言わんばかりに。
本当の自分なんて、僕には分からないのだけれど、彼らには本当の姿というものが見えているのかもしれない。

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Bing Crosby / White Christmas

 
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