bow's Design(ボウズデザイン)

カメラ 写真

日記「ゲシュタルト崩壊」

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桜 街路樹 イラスト

気付けば観桜の季節。
外はごーごー強い風が吹き、横殴りの雨がどこかを打ち付ける音が聞こえてくる。(これを書いている頃には、落雷の音も聞こえ、一瞬電気が消え、作成途中のデータ消失の恐怖を感じた。こまめに保存しておかねば。)
遠くから見える桜が目に映るたび、季節の変わり目を感じ、近いうちにゆっくり桜の木の下で過ごそうか、と思うのだが、この季節の天候は花見殺しの天候で(まあ僕は静かな方が良いのであるが…景観が汚されないしね。)、行こうかと思った時には遅く、桜の花びらの絨毯を歩き、新緑が芽生えているのを見たならば、目まぐるしく過ぎていく時の中を歩んでいくのである。
この街路樹の先がどうなっているか見当もつかないが、ああ、人々にとって、どうか、実りのある道であることを願わんばかりである。

桜 花びら イラスト

勢いのある大きな雨粒が、
僕のでこを叩きつけ、
中身が詰まっていない頭の中で、
ぱちーん、とその音が鳴り響いたならば、それは場面転換の時である。

模様 イラスト

そんなわけで、時に物が見えにくくなる時がある、時というよりは瞬間といった方が正しいのか。
見えにくくなる場面というのは、字や数字を書いている時であるが、並びに問題を解いている時である。
はじめはそんなことはないのだが、難しい問題に当たった時に、徐々に高まってきた集中が一点に集中した時にそうなる傾向になるようだ。
じっくり見ないと頭に入らないような気がするから近づいて対象物を見、それでも見えないから、徐々に対象物に近づいていく。
でかでかと目に入ってきた文字群はもう何なのだか、もっと言うのなら何をやっているのかすら分からなくなってしまって、気分が悪くなったと思ったら、目にぶるぶる、がたがたと高速に震えるような感覚を覚えたら、真っ白になってしまい、たまらず、状態を起こし、目をぐーっと瞑り、しぱしぱとしてやり我にかえる。
そろそろ目に異常が起き出す年なのであろうが、今のところ、日常生活において、年上の人から聞かされる近視、とか老眼とか、というのは感じたことはない。
わりと見える方である。
しかし、この時は遠視、近眼、老眼、乱視を一気に体感したような気になる。
もしかしたら、これがそうなのか…こりゃ敵わんわいと。
落ち着いたところで、紙をのぞいていみると、そんな字はないだろ、というようなものが出来上がっている。
ゲシュタルト崩壊したようなものである。

模様 イラスト

それは面白く興味深い現象で、あの一瞬の時間に自分に何が起きたのか知りたい気持ちになる。
気分が悪くなって、真っ白になる瞬間、一瞬、記憶喪失したような感覚もあった。
気分が悪くなった前の動きを客観的に振り返ってみるに、状態が徐々に下がり、紙に顔が異様に近づいている。
必要以上に紙に目のピントが合っているから、ある一定の距離からぼけて写り、見えないからといってよい近づくと対象物は大きくなるがぼけているのは変わらない。
そんな画像を見続けていると、おそらく酔う、気持ちが悪くなる、などの症状を感じ、体はたまらず止めようと働くのだろうと…
要はこの一連の出来事は、自分の動きに問題があったのであった。

花 イラスト

花 イラスト

今日の作業用BGM

Leo Sayer / You make me feel like dancing

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