bow's Design(ボウズデザイン)

水面の写真

日記「懐かしいメロディのとあるやりとり」

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暑い。
体がヒリヒリして、体がぽかぽかしている。
暑いというのに。
ちょいと涼しいところで一服だ。
ということで、喫茶店へ。

落ち着きたいところだが、カタカタ、カチカチとコンピューターのキーボードとマウスをタッチ、クリックする音が忙しなく聞こえてくる。
あー、失敗した。
最近はというと、どこでもこの音が聞こえてくる。
もう辟易としている。
この音も、この姿も。
なぜ外で集中できるのか、なぜ外でやりたいのか。
理解に苦しむ。
画面がおもいっきり見えるので、なんの作業をやっているのかと覗いてみると、表計算ソフトをたちあげ、何度も同じ表を作ったり消したりする。
風貌はセオリー通りのお洒落に身を包み、足を交差にしている意識の高そうな人だ。
のわりに同じ表を作ったり、消したり。
アウトプットが追いついていなくね??
落ち着いて珈琲と煙草を楽しめる空間も少なくなってきたなあ、と思うわけです。

時代の中心を担う人たちの行動の意味がわからず、理解に苦しむようになったというのは、おっさんになったということだ。
いわゆる老害と呼ばれるところにカテゴライズされていくのだろう。
新しいものが世の中に登場してくるものの、興味をもてなかったり、つまらなさを抱いてしまうのもおっさんになったのだろう。
あまりにも計算で形作られたもの。
何かを神格化してお祭りをするみたいな。
お祭り騒ぎが好きな人たちが群あい、無意味に騒ぐみたいな。
そういうものにげんなりしていると、昔は良かったなあ、とノスタルジーに浸る。

こないだは仕事仲間と懐メロ話のノリの流れになった。
昔のCMで流れていたメロディー。
みんな歌詞とメロディーをしっかりと覚えている。
「青雲それはふれあいの心〜!」と仲間の一人が歌ったとき、
「もう終わりに向かっているやん!」という仲間の一人のツッコミに僕は大爆笑してしまった。
日本香道のお線香「青雲」のCMソング。
ああいうやりとりは、急に面白いのがやってくる。
ああいうものを、心待ちにしている。
楽しくなるとこ、行きたいよね。
誰かが作ったユートビアの中で踊る人たちを見続けるのはもう辟易とする。
つまんねーよ。

Serani Poji / 夜の喫茶店

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