bow's Design(ボウズデザイン)

クワガタの写真

日記「闇の訪問者」

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夜の山奥は濁りがない黒で塗りつぶされている。
空を見上げれば、くっきりと星が浮かび上がっていて、とても綺麗で、
とても心が穏やかな気持ちになる。
最近の街中の夜というのは、実にくだらないし、そんな光景につまらなさを感じている、
というよりは、もう辟易としている。

はあ、どっか静かな落ち着いたところに行きたいわあ、と
思っていたら、ここにやってくることができた。
仕事、なんですがね。

暗闇の中、建物の灯りに、ブンブンと音を立てながら寄ってくる訪問者。
なんだと思って近づいて見てみると、クワガタさん。

クワガタの写真

虫の類は、ましになったとはいえ、少々苦手であるが、不思議なもので、
かぶと虫やくわがたなどの昆虫は抵抗なく触れる。
なんでなんでしょうね??
懐かしさ、なんでしょうかね。
でも、バッタやコオロギとか蝉はなんだか腰が引ける。
フォルムとか雰囲気でしょうか、悪さをしない気がする、みたいな。
意図しない気持ち悪い動きをしないでいてくれる、みたいな。

クワガタの写真

次々と飛んでくるからテンションが上がってしまいました。
5〜6匹捕まえることができ、テンションが上がったおっさんたちは、クワガタと少々戯れていました。

子どもの頃、男性の人はかぶと虫やくわがたに魅了された人も多いのではないでしょうか。
夏休みの宿題に出てくる絵日記には必ず出てくるような。
胴体と頭部はしっかり描かれているが、足は節がなくぴっぴっと六方向に線がはしっている感じの虫の絵。
あのタッチ感で節をつけて描いてしまうと、バランスがおかしくなっちゃうんだろうな、とか思いながら。

こう、改めてくわがたを眺めていると、なんというか日本に存在する昆虫は日本的なフォルムと雰囲気を持っているなあ、と感じていたわけです。
そらあ日本だもの。
落ち着いた色、シンプルな形、雰囲気、大和を感じると言いますか。
古来の日本の人を思い出す、と言いますかね。
なんかイカしてますよ。

soldier /Eminem

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