一服へといつもの喫茶店へ。
座りたい席があるけれど、混んでいる時間帯によっては座ることができない。
今日は運良く空いていた。
天地までガラス張りで外がよく見える。
車の行き交いや、外の行き交いがよく見える。
ぼーっと眺めていると楽しい。
落ち着く。
ここに座れると、いつもより少々長居してしまう。
近くの席に座っていたお客さんの雑談。
年頃は、そうだな、僕からしたらおばあちゃんの仲良しグループ。
昔の職場のことや、もっと若い頃の話や、お店のことや、わいわいと雑談している。
声が大きいから、聞こえてくる。
楽しそうで、ほっこりする。
突然時事ネタをとあるおばあちゃんがちょいと怒り気味に放り込んだ。
最近話題の皆さんもわりと知っている芸能ニュース。
ワイドショーに出てくるコメンテーターさんのように、推測したり、
憶測したり、評論したりと饒舌である。
そうすると、隣のコメンテーターさんも独自の意見を述べる。
向かいのコメンテーターも私はこう思う、だとか。
この場は、すでにワイドショー番組へと変わっていた。
「ゲス極」というワードが飛び出したときには、
吹き出しそうになっていた。
若い人たちからなら、普通に聞き流して良いところだけど、
おばあちゃんが「ゲス極」という言葉を連発している。
二度見ならず、僕の耳は二度聞きしている。
耳たぶがパカパカするみたいな。
「前にもあったやん。あれが最初違うねん。
今回のがゲスの極みのパイオニアやん〜。」
いろいろとツッコミを入れたくなるところがあって、
パイオニヤというワードも飛び出してきて、
面白くて仕方がなかった。
喫茶店は面白い。