bow's Design(ボウズデザイン)

図形 イラスト

日記「相反」

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人 イラスト

 

いつも一緒にいるのに、嫌いあっているものってなあんだ??
ってなぞなぞが問いかけてきたのは、特別に聞ける珍しい話ではなくて、
まあ、わりと耳にする話が聞こえてきたからだ。
同じところにいるのだけれど、それぞれの役割があって、
同じように時間を流れるのだけれど、それぞれの時間を過ごす。
それぞれの考え方ややり方が違うものだが、直接的に、間接的に進んでいく。
普段何もなければなんとも思わないものだが、何かが起因して、
近くにいりゃ腹が立ってなんか言いたくなり、遠くにいりゃあ、
よせばいいのに思い出して、なんか思ってみたりと、まあ、
組織とは不思議な関係性により成り立っているもので、
細かな過程や工程は置いておいて、成しえようという目標については、
概ね合致しているように見える。
円陣を組んでいる形ではなく、それぞれが背中を合わせてそれぞれの方向を
見ているイメージか。
そうでありながら、回転したり、右往左往したりしながらも、
目的の旗印に向かっている、という、運動会の中にある競技のように見えてくる。

それらは、自分から見える外の組織体の話であるが、
自分をいくつかの部によって成り立つ組織体であると思うと似たようなところがあるように思う。
いろんな個が合わさった組織体と比べるとシンプルかもしれないが。
冷静と情熱とか、論理的とか感情的とか、指示をまっている操縦士とか。
長年付き合っていると、好きか嫌いかは置いておいて、それぞれが何を言い出すか、
何を思うのか、どのように動くかは予想ができるもので、舌打ちをすることもあるものの、合意した方角へ進む。
時に予想だにしないことをするものだから、そんな時は、顔を見合わせて口論したり殴り合いしているっていう。
そういうものを人は葛藤とかと思うのだろう。

誹謗や中傷とは別に、人の考えに腹が立ったり否定したくなったりするのは、
自分の中に内在するものに触れたからなのかもしれない。
そうであるから、悪いわけでも間違っているわけでもない。
時が経てばまた、背中を合わせて何もなかったかのように過ごしていることなんてざらにあるもので、
尋ねてみると、そんなありましたっけ??みたいな顔で見られると笑ってしまいそうになることがある。
それをふと思い出した出来事にくすりとやる思い出し笑いってやつなのかもしれない。

とまあ、様々な膨大な組織体の数々の中を行き来しながら、それらの影響を受けながら、そして僅かな影響を与えながら、私たちの一日がまた始まる。

大人と子ども イラスト

今日の作業用BGM

heal the world / micheal jackson

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