腸が煮えくり返る、というか、憎しみや悲しみや苦しみなど、形容しがたいカオスな心境にさせられるのは何故なのか。
おそらく物語の構成ではなく、物語の中にあるシーンの表現によるものだ。
間髪入れず、過剰にそういった描写を見せられることによって、なんとも形容しがたい心境にさせられる。
そう思ってしまった時に、この作品の続きを見る気をなくしてしまい閉じた。
その作品からは、何かを感じたり、得たりできるものがないことに気づいてしまった。
普段何気なく見せられているもの中にはあらゆる要素が入り混じっている。
それらになんの違和感を持たず、読み進めていくが、いろんな作品を見ていくと少しずつパターンが見えてきて、その中にはなぜこの描写が必要だったのか、無理にでも入れ込んでいるものが多々ある。
文脈や流れを無視し、唐突にそれはやってくるが、それが見えてくると少々萎えてしまう。
「キャビン」に登場する謎の組織が需要に合わせて構成したシナリオのように。
演者の脳や感情をコントロールするために、セットの中に仕込んだ仕掛けをシーンに合わせて、使われているようだ。
ポルノはポルノを見たい時に、スプラッターはスプラッターを見たい時に、過剰に登場してくるそれらはエロスのような美しいものを感じない。
そういうものを見た時、ただただ反吐が出そうになる。
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