なんとなく眺めている。
一応自分で調べて辿り着いたものだから、誰かに強制的に見せられているものではない。
数十分の間、前に張り付いて、ただ眺めているが全く味がしない。
甘いのか、辛いのか、酸っぱいのか。
美味いのか、不味いのか。
味覚をだどり、どんな材料やスパイスが入っているのか探るが「ん？？」と、首をかしげながら、斜め上に視線をやり思考しているようだ。
分からないのだけれど、嫌いではないようで、何度も何度も繰り返し見てみる。
時間をおいて寝かせてみたり。
すると、少しだけ香りがしたり、味がするように思えてきた。
ちょっと違うけれど。
飲んだ時に確かに味や香りを感じるから。
ビールをはじめて飲んだとき、こんな苦いものを大人はよく「美味い」と飲むな、と美味さが分からなかった。
その苦さとアルコールの香りというのは、一種のトラウマになったのだが、時を経て改めて飲んだ時に「ん？？美味いかも。。。」と感じ方が変わったことがあった。
下戸で飲めないのですがね。。。
刺身を「美味さ」が分からなかった。
これも時を経て、改めて食して見ると「ん？？美味いかも。。。」と美味しいと感じるようになった。
魚介類アレルギーだと決めつけて生きてきたから、美味しさに気づくのに長い時間がかかった。
貝類はまだ苦手だけどね。
海の香りが強すぎるのはまだ食べれないしね。
とまあ、良い例えが見つからなくて、ビールと刺身になってしまったのだけれど、そんな感じ。
年をとって分かるようになったものがあるのかな？？
小学校の美術の教科書にのっていた、写実絵に興味を持たなかったが、大きくなって改めてみてみると興味を持って見ている。
伝わるかな、だめ？？
まあ、そんな感じ。
