五感を刺激するきっかけが欲しくて、ホラー映画などを鑑賞。
「サイレン」という映画を見た。
しかしあれだな、デトロイトメタルシティで登場するデスレコーズ社長のセリフをかりるなら、
こんなもんじゃ「濡れないのよ。」
ピュアな気持ちも、だんだんと薄れてしまっているのか。
緊張感すらなく、なんだかニヤニヤしてしまう。
思考がはじまる。
サイレンを見て思ったのは、これが「お化けの本質」かな、と。
人とはクリエイティブな生き物。
無いものを作り出してきた生き物。
コンディションによって、「もの」のタッチは変わるのだ。
気分が良い時は明るく、気分が暗い時は暗くなる。
あまり具合が悪くなりすぎて、ふさぎこんだりすると、
自分の殻にひっこもり、その世界は自分にしか分からない。
スパイラル状況というのは、点と点が面白いほど結びつきやすく、
暗闇の奥へ奥へとあざなうわけだ。
そういった状況と思考をセットするには、やっぱり客観的に自分を見ないといけないわけで。
夏の楽しみがなくなった。
毎年ここまで、なんだかんだと恐怖の!的な番組は欠かしていないが、
最近の物語のクオリティの低さに、ジャンルが変わってしまっているような。
出演者もなんだかにやにやしている(笑)
これは、文化なんだ…!
カルチャー。
分析したり、いない根拠を科学的に、論理的に説明するのではなく、
純粋な気持ちで、小さな子供が緊張で体をガチガチにしながら見ているように。
そうやって見ないと。
オカルトカルチャーも商売としても難しくなってきたのではないか…
もっと、今年の夏は、どうか、私をモニターの前で緊張させてほしい。