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Norman Rockwell 書籍

画集:Norman Rockwell (ノーマンロックウェル)332 Magazine Covers

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ノーマン・ロックウェルの雑誌や書籍で使われた絵の画集。
この装丁の表紙に使われいてる「NO SWIMMING(遊泳禁止)」という絵の中で登場する、子どもたちの躍動感とその表情に魅了されてしまいました。
この絵から全体の構図が浮かび上がり、物語が想像できる。

わんぱくな子どもが、行ったらいけないところで遊んでいて、大人に見つかって、必死に逃げる様。
僕も幼い頃、こんなことあったな〜、なんて。
こんな顔をして、後ろを確認しながら全速力で逃げていたのかな(笑)

彼が描く人物の表情の豊かさが、たまらなく好きです。
リアリティがあって、くずしてコミカルに描いているのも好き。
その表情から、全体のストーリーを思い浮かべることができる。

構図や細かなアイテムにも仕掛けがあって、クスッと微笑えんでしまうユーモラスな作品。
その時代の背景や風景、流行や風俗も伝わってきます。

「こうあって欲しいという生活を描くのです。」

なにげない人々の日常。
そこにスポットをあてて描かれた作品。
そうなんです、僕もそういうのん、描きたいんです。

家族が例えば電車とかに乗っていたら、妻や子どもたちがもたれかかっているのを、大変そうな感じも受けるけど、表情は幸せそうである、とか。
恋人であれば、幸せそうに寄り添う姿であるとか。
子どもだったら、何を思って行きているのだろう、という疑問を、彼らは彼らなりにしっかりと考えて生きているんだ、とか。
明るい人、でも実は問題を抱えながら生きているけど、それでも、明るく降るまい、楽しく生きていく様であるとか。

僕も「人」を描きたいな、ってのはずっと思っています。
写真にしても、「人」を撮りたい。
仕事のようにフォトディレクションするのではなく、それも日常。
八百屋で接客をする様子だとか。
公園でお母さんと子どもが遊ぶ姿だとか。
平凡な日常。
そういったところにスポットをあてたものを描いたり、撮ったりしたい。
改めて、そう思わせてもらえて、画集でした。

アメリカの画家、イラストレーター。
アメリカの市民、市民生活を主に描き、雑誌などの絵を描いた画家。

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