「○○に見えるって、大事なことよね。」
こんな言葉を思い出す。
表現方法に悩んだときに、出会ったものに大きなヒントを得られることもある。
日常の中で普段気にしないことやもの。
机に向かっているも、うまく表現できず椅子にどったと背をあずけ、両の手を頭に起き見上げた電気とか。
腕組んだり、顎に手を置いてみたり、首をかしげたり、あれこれして、見上げたとこにあったそれとか。
考え込みすぎて視界がせまくなっているときに、目に付いたものとか。
そんな自分を見ているものがいた。
ほら、ここにも。
あそこにも。
とある上島珈琲の本棚にあった写真集「faces」。
年季が入っていて、いくつかのページがほどけていて、味があっていい。
棚の上に置いてあったタイプライターもよくて。
楽しくて、パラパラとめくって。
タイプの音が聞こえてきそうな。
あたりで聞こえるコーヒーカップやカトラリー、家具の音が聞こえてきそうな。
踊りだしそうな。
アマデウスのような。
そうそう、あの言葉を思い出すきっかけとなる出来事となる。