bow's Design(ボウズデザイン)

朝顔の写真

日記「トトメス」

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少し省エネで生きよう、と極力動かないようにして生活しいくことを意識していただのですが、結局動き回っている結果になっている。
歩数の経緯を見てみると、動いていた時より多いことが確認できました。
全然省エネになっていてなくて、その時よりもよく動いている。
意識していたのに、そうなっているのは、もう、性格で自分の分からない核みたいなものが、肉体を動かすわけで、それはもうどうしようもないので、解明できるまで、その信号に流れを任すしかない。
その流れの中で、おそらく解明に至るヒントが隠されていて、遠く歩いたところを振り返ったところで、ああ、なるほどね、と理解できることがあるはずだ。
とはいえ、口から出てくる言葉は面倒くせー、怠い、しんどー、などと、信号とは裏腹にネガティブな独り言をつぶやくことも多いのだけれど、そうなのにも関わらず、なんだかんだとやっているというのも、なー、というパラドクスな状態に意味も分からず、師走をバタバタと生きているわけです。

トナカイ 紙粘土クラフト

ずーっと仕事なんてやっていたら頭がおかしくなるので、合間に100円ショップで仕入れた紙粘土を開封し、そうか、もうすぐ子どもたちが楽しみにしているクリスマスだよな、ということで、おもむろにトナカイを作り出す。
適当な量の紙粘土を手にとって、むにゃむにゃと柔らかくなるおまじないをかけ、大まかに手、足、胴体、頭を形作っていくと、わりとすんなり納得のいく形になった。
乾かす間に、角に着手しはじめたが、パーツが細いので上手いこと作れない。
あーっ!とイライラするから仕事に戻る。

宇宙人 紙粘土クラフト

そういえば、最近都市伝説など陰謀論などオカルト界が騒がしい。
嫌いではないから、いろいろなチャンネルのネット動画をつまみ食い。

手 紙粘土クラフト

この騒がしさの裏で、きっとなにか大きなことが動いているに違いない。
やばいっしょ!
なんて界隈での噂話なども、彼らにとっては想定内というよりも、意のままで、手のひらの上でころころと転がされているのだ。

しかし、宇宙人て、なんであんなに心踊っちゃうのだろう、と宇宙人を形どる。
お、なかなかうまいこと形取ることができた。
彫刻刀を取り出して、体の陰影をつけていく。
思うようなボディラインが浮き出てきて、無心に彫り進める。
あとちょっとあとちょっと。
力が入りすぎたせいか、足がもげる。
ええとこやったのに。。。
足を修正し、くっつける。
この無心に彫り進める作業の快感の続きを得たくて、次は手ーやで!と手を彫り進めていくと手がもげる。
つっ!もうええわ。
と仕事に戻る。
全くなにをやっているのだ。
でも、やりたくなったものはやらないで放っておくとフラストレーションとなって僕に返ってくる。
全く僕というのは何をしたいというのだ。
ただ、なんかやっておかないといけない気がして。

ふと思い出したこと。
小学生の頃のお話。
その当時、よく遊んでいた友達がいた。
その彼というのは自慢話をよくする人間だった。
どこそこにいった、〇〇を買ってもらった、〇〇を見た、などと一日一回以上はそんな話をなにかに引っ掛けて自慢話をするような人間だった。
僕にとっては未知の世界の話だったから聞いているのも、彼自体嫌いではなかったが、周りは煙たがっていたようで、しまいめにはそのことを弄りはじめるようになった。
彼はいじられていることを気にしていたようだが、もう癖のようなもので、何かに引っ掛けて自慢話をはじめてしまう。
と「でたで!」「もうええって!」みたいなツッコミがガーガーと降りかかってくるのだが、彼は非難にあっても最後まで語ってくれるので、僕としては結末が聞けないままで終わるのは気持ちが悪いので、ありがたかった。
彼の美学、自慢話の作法、というものなのか。

当時のことだから、はっきりとその事柄を覚えてはいないが、名前、をキーワードに複数の友人とで話が盛り上がっていた。
少し離れていたところにいた自慢男は、耳を大きくして僕たちの話を聞いていて、笑みを浮かべながらこちらの輪にせまってきて、自慢話を放り込んだ。
自分の名前というのは、日本、いや世界でただ一つしかない珍しい名前なのだ、というのだ。
なぜならば、どういった職業の人だったか忘れたが、んまあそっち系の人に字画や運勢やらなんやらから生まれた名前らしい。
苗字はあまり見かけないにしても、さほど変わったことはない一般的な苗字だったが、確かに名前はあまり聞かないような響きだった。(名前を書かないようにしておく。)
僕なんかは「へー!」と驚いていたら、彼はドヤ顔で僕の顔を見るわけだが、周りというのは「でたで!」「もうええって!」などというツッコミ突き刺すも、僕が驚いているのを見て満足しているから、その矢は突き刺さらないで、スルスルと後方へ飛んでいく。
そんなとき「じゃあ、お前今日からトトメスな!」と誰からが言い放った。
その瞬間に彼のドヤ顔の表情は急に曇りだしそのあだ名を取り消すように抵抗する。
「トトメス、トトメス」とトトメスの合唱が教室内に響き渡り、フェードアウトしていった。
肩をポンポン、「行こうぜ」と声をかけたが、あのドヤ顔が一変した暗い表情はなんとも言い難い。(行こうぜ、トトメス、とは言えなかった。)

その後というもの、彼は「トトメス」となったわけだが、はじめは嫌がり制止する動きが見えたが、長い時間がたった頃「トトメス!」という誰かの呼びかけに「なに??」といつもの彼の表情で受け答えしているのには参った。
もう受け入れているやん。
それでいて、名前をいじったあだ名ではなく、苗字の方が採用されている、というのは、もしかしたら彼らの優しさだったのか。。。??
という話を思い出していた。
さて、頑張ります。

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