bow's Design(ボウズデザイン)

金網の写真

ZONE

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立川吉笑さんの「ぞおん」という落語をきいていた。
スポーツ選手から聞かれる「ゾーン」状態をテーマにしたお話。
擬古典という技法で、語られる落語です。
面白かった。

ゾーンとは極限の集中状態を言うらしい。
ボールが止まって見える、人の動きがスローモーションとなって見える、とか、
感覚がものすごく鋭くなったり、潜在している能力が100%引き出される感覚なのかな。

日々生活していたら、時間感覚がなくなるほどに、なにかに没頭している状態を「フロー」といいうらしい。
仕事をしていましたら、そんなタイミングありますね。
とくに落とし込みのタイミング。
資料収集したり、調べたり、その案件について思考をはりめぐらせたことが一本にまとまっていく感じ。
ここはフロー状態。

出来上がってたので、寝かせて改めて見てみると、なんか違うな、となって一からはじめてみる。
期限の2日前。
ここの一本につながっていく感じは、まさにゾーン状態なのかな、と思う。
気持ちがよい。

そういえば。
2年ほど前、車にはねられたことがあるのだけれど、
運動能力のゾーンにはいったのかもしれない、と思い出す。

そこは、信号のない横断歩道。
もちろん、安全を確認して渡っていたわけだが、右側を見たら、
遠くにいた車はすで僕の近くにいた。

ここから、すべてがスローモーションになった。
軽に乗った運転手は下を向いていた。
それが前方に向いたときには、僕がいた。
ひいてしまうな、という表情にゆっくり変わっていく様子がうかがえた。

僕もこの瞬間にはねられることは、避けられないと思っていた。
ただやけに冷静だったのを憶えている。
体をぐっと丸くした瞬間に当たりが真っ白になり、気づいたら倒れていた。
そんな感じ。

はねられたことに非常に腹が立ち、むくりと起き上がり、運転手に向かっていくところを、その様子を見ていた人たちに止められたという(笑
普段車の交通量が大きいところ。
真っ直ぐふっとんだことが、片方の車線からくる車にはねられなかった、真ん中にある石垣にぶつかることがなかったなど、奇跡が重なり、打撲と口の中を切りまくるだけで、生き延びることができた。
まあ、なかなか死なせてくれないものだな、とも思った(笑

とまあ、こんなことがあって、お巡りさんにいくことになったので、
直談判をした。
ここは住宅街なので、老人や小さな子供たちも使う道。
だから信号をたててくれ、と。
しばらくしたら本当にたっていて嬉しかった。

もしかしたら既に立つ予定だったかもしれない。
因果関係がなかったかもしれないが、そう思うことにする。

車とぶつかり合って勝てるかな、とこの事件が起きるまで
思っていたけど、無理です。
打撃力が半端ないです。

歩きなが携帯をさわったままゾーン状態に入るといけませんよ。

東京事変 / 修羅場

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