頭上に浮かぶ吹き出しは、
いつから…
そこで浮かぶ続けていたのか??
何時しか抱いた鬱屈、欺瞞…
心の奥底で屋台の水風船のように…
ひしめき合うように…揺られている。
その水風船の如く、
ひしめき合うものにすくわれるように
不安定な地に書かれた境界線を
跨ぐようにゆらゆらと歩く。
日常とはこっちのことをお構いなく、
にっこりと微笑みかける。
内なる自分と外との大きな隔たりに
戸惑いながら機械的に
ははは、と笑った。
教えられ、学んできたことと、現実とは
皆が思い、願うことと現実とは
必ずしも符合しないことを教訓とし、
一冊の本と読むのが最善である。
何の因果か、そんなことを思い煩いながら、
生きる時間となった。
畳の香りのようなものとは
過ぎ去りし、手に届かぬところにあるが、
質量を持たぬ形として残っており、
その畳の香りのようなものとは懐かしみを覚え、
まるで未だ見ぬ故郷を見せるようで、唯一の寄る辺のようなものだ。
しかし、それは刹那のこと。
消失点にどんどんと向かっていき、遠ざかり引っ張り出すことが困難になる。
この長い道のりとは、しかしこの長い距離は、
歩いていた最中は鬱蒼とした茂みに思えた道が、
景色として見えるようになっていて笑ってしまう。
時は解決するのだ。
ただ待っていたわけではなかったのだ。
自分なりに必死になって生きてきた。
未だに上手くやれるわけではないのだけれど…
あの時よりは少しだけ、マシになったのかもな。
独楽は回る。
ただ軸が変わったのかもしれない。
またふらついちゃうかもしれないけどな。
朗読動画 失われ、しかし消えぬもの
アニメーション アメーバ
~失われ、しかし消えぬもの~












