いつしか気付いたことだが、自分は時間のゾロ目をよく目にすることだ。
0101、0202、1111、1212…1313、1414、1212、2222、起きている時、ふと時計が目に入った時に指している数字はほぼほぼゾロ目である。
先日エレベーターに乗ろうとした時のことだ。
今止まっている場所を示すナビゲーターを見たところ、二台とも12階にとまっており、1212と表示されているのを目にした時、思わず吹き出してしまった。
特に気にしてはいなかったが、以前このゾロ目現象について少しだけ調べてみたことがあった。
それぞれの数字に意味合いがあるようで、古の自分は「ほお!」となり、良き予兆と信じて日々頑張ってはみたものの、それ以来、幾度も回転してきた数字、共に過ごした時間と、目にしたゾロ目は増えつつも、なあにもないやん、という現実と、なんやったら結構な過酷な人生を歩ませてくれるやん、という不満を抱くに落ち着いて、今日もまた、老体になった自分に鞭を打ちながら頑張っている今日であり、今目にした時間とは333なのである。
ちょっと仕入れた情報が頭の中にあったので、ちょっと期待して待っていたのに、なんにもなく、ただただ淡々と時間は過ぎていくのである。

つぶやき「ゾロ目」