bow's Design(ボウズデザイン)

景色の写真

日記「くしゃみ」

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「へくしゅん!」と、くしゃみの音を耳にすることが多くなった季節です。
「へくしゅん!」と前方からくしゃみをする人が見えた。
もうひとつ、といったところ、タイミングを逃してしまい、鼻がむずむずしてどうやら気持ちが悪いご様子。
ずるっと大きく鼻を吸い、上の方を仰ぎ見て、鼻をむずむずさせて第二波が発動しそうでしないのを待っている。
時がスローになったように上の方をぼーっと眺め、体だけはくしゃみ発動による衝撃を緩和するため、ゆらゆらと体をふっている。

歩きながらこの様子を見ていたのだが、この様子にテーマソングをつけるなら、と考えていた。
あ、これだ、と流れるように閃いたのが、格闘技イベントRIZINのテーマソングであった。
小太鼓の静かな連打音からはじまり、少しずつテンションが上がっていき、盛り上がっていくテーマソングなのだが、ゆらゆらしているあの様子を見ているとき、小太鼓の静かな連打音がループしていた。

ここまできたら、メインのところまで脳内再生させたい。
ゆらゆらの動作が強まり、小太鼓の連打音に加えいくつかの音が交じり、盛り上がってきている。
しかし、どうやら第二波が発動しそうにない。
こちらも、どうか、くしゃみを発動させ、気持ちの悪さから解放してやってください、とお願いモードになった。
このままいくと、この人を通り越してしまい、喜びのファンファーレを脳内再生することができなくなるのも消化不良となり気持ちが悪い。

しかし、僕は通り過ぎてしまった。
そこから一歩、二歩、三歩。
脳内再生されていた音楽がフェードアウトをはじめ、消化不良なる言葉を頭に浮かべようとしたところ、へっくしゅん!と一帯に響き渡るほどの大きなくしゃみが発動した。
そして、小さくなっていた音楽が一気に爆音となり喜びのファンファーレが脳内再生され、あまりの大きな音が鼓膜をつきやぶり、三半規管がやられ、少々体がゆらっとしてしまうような感覚だった。
自分ではじめた一人遊びではあるのだが、なんにせよ、どちらも消化不良にならず良かった、と軽快に歩いていくのだった。
巷に溢れる状況にテーマソングをつけたなら、という遊び、なかなか面白そうである。

何かを背負い生きている人は強いなあ、と。
ファイターに限らず、皆、誰しもが何かを背負い、生きているわけだが、強いなあ、と思うわけです。
さて、僕はといえば、何を背負って生きているのだろうか、と考えてみるも、明確なものが思い当たらなかった。
ふらふら生きているわけだが、何も考えずふらふら生きているわけではないので、きっと何かあるのだろうが、言葉として思い浮かぶものが出てこなかった。
言葉にできる時期も過去にはあったが…
そんな何かを背負い、熱く闘ってみたいな、と思うわけだった。
何かに打ち込み励んでいた青春を懐かしむ、とういった心境なのであろうか。
年を経るとともに、現実的に挑戦が難しいものが多々出てくるものだが、この先情熱のようなものを持ち、純粋な気持ちで打ち込めるような何かに出会えることを期待したい。

今日の作業用BGM

RIZINテーマソング

 

 

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