語らぬものの、
語られぬものの、
語り継がれないものの、
誰も知らず、
知る由もなく、
しかし、わずかに聞こえる人相とは、
所謂世の型の倣いであって、
分厚く覆い隠された仮面の中を
見ることはできない。
それこそは、私たちが知る、そう信じている顔である。
刹那のことに誰の眼に入ることなく、
気付かれることもない、
仮面がずれ落ち、慌てて直すあの表情こそは、
本質的な人間性を見せた一瞬のとき。
それが奏でる重奏を、そんな話を、
少しだけ語ろうか。

朗読動画 そんな話を…
作業用、睡眠用に…
https://www.youtube.com/playlist?list=PLr2mIHOiexa7OEnIAD5s_N0o0UWQWA5ud












