お待たせしやした。
いかがでございやすか…?
へぇ、
お口に合わねぇってぇんで、
そいつぁ、あっしの不徳の致すところでござんす。
すぐに拵え直してお持ちしやすんで、
どうか、もう少々お時間をいただけやせんか?
へぇ、ありがてぇこって…!
お待たせしやして、申し訳が立ちやせん。
こちら、作り直したもんでござんす。
いかがでございやしょう…?
へぇ…
こいつもお口に合いやせんか…。
そいつぁ、まっこと申し訳ねぇ。
どうか、もう一度だけ、
お時間をいただけやせんか?
もうひとつ、手がかりがありやしてね。
そいつを試させていただけたらと…。
承知いただけやすか?
なんともお優しいお方、
ありがてぇこって…!
急いで拵えてまいりやす!
さあさあ、
作り直してまいりやした。
何度も何度も、
ほんとに申し訳が立ちやせん。
さあ、今度こそ、いかがでございやしょう…?
……へぇ。
こいつも、お口に合いやせんか。
どうやら、こいつぁ、あっしの味なんでござんす。
長ぇこと、この町で生きてきたもんで、
身に染みついたもんが、
どうしても滲み出ちまうんでさぁ。
それがお気に召さねぇってんなら、
そりゃあ、あっしの業ってもんでござんす。
でも、またいつか、思い出したように、
味わいに来てくだせぇ。
その日を、心よりお待ち申し上げやす。
お代…?
そいつぁ、ありがてぇこってすが、
いただくわけにはまいりやせん。
あっしは、旦那を満たすことができやせなんだ。
お気持ちだけ、ありがたく頂戴いたしやす。
またのお越しを、心よりお待ち申し上げやす。













