ここはレストラン。
普段はあまりお客さんが
やってこない静かなレストラン。
でもね、
いつお客さんがやってきも
いいように仕込みは完璧。
それにね、ここには
四季折々の美味しい食材がたくさんあるんだ。
だから、
きっと喜んでもらえるお料理を出すことが
できるんだ。
そうしていたら…
ふらっとお客さんがやってきた。
いらっしゃいませ。
何をお作りしましょうか。
きっと喜んでもらえるお料理を
お出しすることができますよ。
外は忙しいですからね。
せめて、今は、ゆるりとしたお時間を
お過ごしくださいませ。
言葉にならない沈黙を抱えたとき、
季節の香りに導かれその扉は浮かび上がる。
忘れられたレストランは、朧気で、
誰にも気づかれないが、いつもそこにあるのさ。
痕跡はありふれた場所に落ちている。

忘れられたレストランは、
誰かが何かを失いかけるその瞬間、
ふっと現れ、温かな料理をそっと差し出す。
見えないわけではない。
朧気でもない。
実は、いつもそこにいて、
それも、ありふれた場所に静かに佇んでいる。
忘れられたレストランは願っている。
誰かにとって、
“忘れられた”ではなく、
“ありふれた”レストランになれることを。
忘れられたレストラン
写真でつっくったゆるい絵本物語
忘れられたレストランの写真絵本
四季の美味しい素材で作ったお料理を召し上がれ。












