「人間は何も知りもしない。
何かを分かるほどの暇を持っていないんだ。」
狐と星の王子様の会話の中で出てきた言葉。
星の王子様のアニメを見ながら、
ほんとだなー、と。
私たちは一体何に追われ、日々を生きているのか。
なんて、思いながら。
ゆるやかで、心地よいボサノヴァのメロディー。
データに内包された正確に刻まれる音を繰り返し聞くのではなく、
アドリブで入ってくるグラスと氷のカランコロンという音が絶妙。
カタカタカタカタカタ!カタカタカタカタカタ!
カチカチカチカチカチ!カチカチカチ!
カタカタカタカタ!
タタタン!
緩やかなテンポにかなりアップテンポで激しめの
アドリブサウンドが入ってくる。
かなり心地が悪い。
不規則にしつこいほど主張してくるこのサウンド。
近くに座っているビジネスパーソンの
パソコンのキーボードと、マウスである。
タタタン!で終わる。
ENTERキーだろうね。
ヘヴィロック、ハードパンク、デスメタル??
だんだん、このビジネスパーソンの見え方が
変わってき、ヘッドバンキングをしながら、
キーボードとマウスを叩いているように見えてきた。
もはや、ボサノヴァの緩やかで心地良いメロディーの原型はなく、
オルタナティブロックというのか、いや、ノイズというのか。
なかなか主張の強いプレイヤーだな。
とか、いろいろと頭ん中で描いていたら、
疲れちゃって、店出ました。