bow's Design(ボウズデザイン)

葉っぱの白黒写真

RUNWAY

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ああ、これって、昔から好きだったに違いない。
それを最近になって気付く。
日常の中に、そして身近にあるもので、結構こだわりがあったはずなのに、
妥協したり、遠ざけてみたりしていたような気がする。
でも、ずっと好きなものだった。

ここのところ朝から出かけることが多かった。
約束までに少し時間があるから珈琲と煙草で時間を過ごす。
ガラス張りの向こう側は、これから出勤する人たちの歩いていく。
逆光になってシルエットとなる人たちの表情はいろいろで見ていて楽しい。
活き活きとした表情の人は少ないから、それはなんだかいろいろと考えさせられる。
何を思い歩いて行ったのだろう。

白黒フィルムの資料写真を眺めているよう。
タイトルは「生きるということ」とか。

華やかに見えるのは意図して切り取られた一画であって、
裏方は泥臭く、地道で大変な労力を経てきたものだ。
口で言うものでないし、言ったところでちんけなものになる。
逆光のスクリーンの中に現れるシルエットの中に本当の姿が現れているのかもしれない。

clanad / siuil a run

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