CMディレクターの中村信也さんが手がけた日清カップヌードルのCMを思い出す。
1993〜1996年の作品。10才とか。
ずーっと「Angry?」と思っていたのだけど、「hungry?」だった。
そらあそうやん、と思いながら一人で笑っている。
そんなことも多いもんです。
移動中のこと。
ショートカットのためとある建物へ入って出て行く。
そこは商業施設ですから、一般の方も出入りする。
ガラス張りの引き戸の向こう側からおばあさんがこちらにやってくるから、
ドアを開けて待っていた。
「ありがとう〜」とニッコリ言ってくれて、ほっこりしていたら、
続いて若い人たちがやってきて、ついでかと開けて待っていた。
さあいこかと思ったら、走り込んで若いのんが入ってくる。
「つっ」と思って行こうとしたら、携帯さわりながら「すいませんー」とかニヤニヤしながらいく。
その後ろに2、3人へばりついて入っていく。
僕の仕事はこの商業施設のドアオープナーボーイだったか??
せめて、エレベーターボーイにしてくれ、あるんかわからへんけど。
ドアオープナーボーイはいややん、せめて。。。
などと頭の中で考えているうちに、続々と入りやすくなったこの扉を通過していく。
いや、ちがうがな、と思った瞬間その取っ手を手放した。
そしたら「ちっ」なんて言われる。
どういうことやねーん。
けっこう、長いこと開けてたでー、見えてたやろー、とか。
そんな仏のような心を持ち合わせられるような、幸福な人生を歩んでいないものでね。
そうやったとしても、譲り合うとか、そーいう精神はないものなのなー、とか。
できるだけ、怒らないように、穏やかに、生きれるように自分の中でルールを決めて、いろいろと成功している。
腹を立てるのは結構疲れるし、長引くから。
それでも、まあ、ちっとなることもあるわけで。
いろんなパターンがあるのも、人生いろいろですね。
「Angry!」