日記「歯車」

ぱらぱらと雪が降ってきた。
地面に落ちた雪が溶けて水浸しの上を歩いていたら、靴に水が染みてきて気持ちが悪い。
だんだんと降る雪が多くなって、視界が悪い。
さらには風も強くなってきて、僕の体に積雪しているのがガラスに映っている。
周りを見ると地面も真っ白になっている。
足先が冷えて、芯から体が冷えている。
最悪である。

前日の夜に遡る。
満員電車にはできるだけ乗りたくないから、乗客が少ないタイミングを狙う。
時間帯、車両、これまでの傾向から混んでいることは今までなかった。
それがわかっているから、やってくる電車をホームの椅子で待っていた。
駅に到着のアナウンスが流れる。
椅子から立ち上がり、乗り口まで歩く。
電車が目前を通過。
窓の中に見えるのは、人、人、人。
全車両満員である。
イライラが急速にマックスになり、段階を踏まず眉間にしわがより、眉と眉がくっつきそうな勢いだった。
なんでやねん。

バタついていてここ数日イライラが続いていた。
24時間の使い方をうまく振り分けて進行しなければいけない状態だった。
これまでの過去の経験から、こういうった状況は精神衛生上とてもよくなく、パフォーマンスが大幅に落ちるので、そうならないように余白をとったスケジュール調整をしているのだが（大まかにだが。。。）そこにうまくおさまらないイレギュラーなことはやはり多々ある。（そういうものだろうが。）
とはいえ、少々疲弊していた。

日記「リズムが悪い時」

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上記の日記でも書いたように、リズムも悪いときた。
出会う出来事に感情的にはならずに、冷静に落ち着いてやり過ごさねばいけない時期である。
しかしまんまと噛み合いたくない歯車に噛み合ってしまい、感情的になることもしばしばである。
どこかにこもりじっとしていられればいいのだが、そういうわけにもいかない。
（そうしててもいいよ、と言われても性格上じっとはしていないだろう。）

福知山からこちら方面へ戻るとき。
足はびしょびしょで気持ちが悪い。
で、眠たい。
戻ったら、午後にある打ち合わせの資料を完成させておかなければらなかった。
一から考える必要はなく、あとはデータ化するだけだったので、そこは安心していた。
早く仕上げて仮眠の時間をとりたかった。
しかし、大渋滞に巻き込まれてしまい、大幅に戻りの時間が狂ってしまい、仮眠を取る時間がなくなってしまった。
僕の心の中では「まだ働いてんのかいな。はよ休めよ。」とつぶやいていた。

神戸に着いた頃、電車移動では間に合わずタクシーに乗り込んだ。
暖房がめっちゃ効いていて、かなり温かく幸福感に包まれた。
シートに深くもたれかかり、斜めになった窓をぼーっと眺めていた。
車内ではラジオが流れていた。
曲が流れ出す。
はじめは気にならなかったのだが、だんだんその曲が気になりだし、イライラしてきた。
「おにぎり、おにぎり」と連呼している。
「おにぎり」についてラップで語っている。
心の中で「なんやねん、それ。」とツッコミを入れる。
何度もラップで「おにぎり、おにぎり」言うから、心の中で「ちっ！」となってくる。

「おにぎり」は大好物である。
ただ「おにぎり」について、ラップで語ってくるのは勘弁してほしい。
曲なので、もう少しすれば終わってくれるだろう、と我慢していたが、そこそこ長い。
ガラス越しに見える運転手さん、行き先を伝える時に見た運転手さんの年齢層、タッチ感からして聞きそうになかったのが、余計にイライラギアが上がり、イライラを増長させる。
なんやこの糞みたいな歌。
「運転手さん、正気ですか？？まさかとは思いますが、おにぎり食べたくなってはおりませんよね？？」
もうあかん、ごめんなさい、運転手さん、変えてくださいな、と声をかけようとしたところ、終わった。
しっかり全部聞いてしまい、覚えてしまった。
思い出すたびにムカつく。
と、僕の奥に合わなかった「ONIGIRI」なのです。
ご興味がある方はYOUTUBEなどで調べていただき、ご視聴いただければ。
お口にあったか否か、ご感想をいただければ幸いです。
とまあ、そんな一日でした。
その後コンビニ立ち寄りましたが、「おにぎり」スペースには近寄りもしませんでした。