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タイルの写真

date | 2018.8.8 日記「食べるのが辛い」

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食べるのが辛い。
口に食べ物を入れると、食べ物が口内の水分を根こそぎ
持っていってしまい、干からびてしまいそうだ。
きっと頬はげっそりとへこみ、口の周りは水気がなくなり、
乾燥した田んぼのような見栄えになっているに違いない。

暑い。
これまでどんなに強い日差しにあたっていても焼けることはなかったのだけれど、
ほんのりと腕が焼けている。
幼少期から白かったので、「外出て遊びーや」とよく言われたものだ。
はは、とかわしながら、子どもながら
「こちとらゲームなんて持ってねーから、外で遊んでないと楽しくないから一日中外だわ。おめーんとこの一日中ゲームやって過ごしている息子に言えや。」と
一物を抱えながらかけていったのを思い出す。
でもまあ、遊んでいると楽しいからそんなこと忘れているわけだが。

と、体も確実に年を経てきている。
食べることより、とにかく水分が欲しい。
干からびた土に、冷たい水を注ぐとみるみるうちに蘇る。
ああ、漫画やアニメで出てくるようなコミカルなワンシーン。

椅子の写真

さてさて。
幼少期のときのように、強い日差しの中、汗だくになり歩き回っているわけですが、
たまに見かけるあの光景。
公園やベンチが設置している場所などをお昼時歩いていると、様々な人が一人で昼食をとっている光景。
このブログ記事でも何度か書いた記憶があるが、あの光景を見ていると涙が出そうになる。

眺めているわけでも、見ようと思って見ているわけでもない。
歩いている方向で、視界に入ってくるからなんとなく見ているのだ。
哀愁や一人で食べていて寂しそうだな、といったものではない。

箸で食べ物を掴み口に運ぶ。
もぐもぐと口を動かし咀嚼する。
少し遠くを眺める。
ああ、生きようとしている。
当たり前のことなのかもしれないのだけれど、
ただもぐもぐと、黙々と生きるために食べている。
そう思うと涙が出そうになってしまう。
大きく動く頬にピントがあってしまうと、涙がこぼれ落ちそうになってしまうからまずい。
足早にその場を去る。
(※ここで携帯電話なんか持ちながら食べてたら、くそやな、と思っている。涙ぐむどころか視界にいれない。)
とまあ、こういった出来事がたまにあるわけです。

先日、仕事の資料探しへと書籍屋さんに立ち寄った。
写真集コーナに差し掛かったところ気になるタイトルが目につき手にとってみた。
「ひるけ」というタイトルだ。
「播州弁??」とか思いながら、ページをパラパラめくると素敵な写真が目に映った。
弁当と人が弁当を食べる姿を写した写真。
僕がたまに遭遇する昼食をとっている光景と重ね合ってしまい、目頭が熱くなり、涙が出そうになってしまった。(なんでや。。。)
素敵な写真集だった。(購入には至っていない。ここは我慢だ。なんでや。アーティスト応援せな!)

「ひるけ」というのは、播州弁の昼け??じゃなくて、昼食のことを言うらしいです。
カメラマン阿部了さんのお弁当を食べる人を撮った写真集「ひるけ。」
お弁当を食べる人と通して垣間見える、人々の暮らし、家族の姿。
そして、食べるということ。
生きる、ということ。
そんなものを考えさせられた素敵な写真集でした。
本屋さんで目にされた方はぜひご一読を。

ユ・ヘジュン / チグエソ 〜地球の空の下で

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