山形県生まれの絵本作家・イラストレーターの荒井良二さんの作品。
アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家。
なんでもない日。
一日のはじまり。
今日は晴れだった。
燦々と照らす太陽の光が気持ちがいい。
気分がいいから、明るい服を着ようか。
こないだ買った、あれを着けてでかけてみようかな。
なんでもない日。
もしかしたら今日は誰かの誕生日。
特別な日。
世界で生きる人々の一日のストーリー。
今日の一日が終わりかけるころ、ふと考えてみること。
なにかを感じることのできる一日を過ごせたこと。
私がここにいて、あなたはあそこにいる。
あなたは今日なにを思う??
幸せをひとときでも感じることのできること。
それは素晴らしいこと。
そう世界の人達が感じることができたら。
私には大きなことはできない。
でも、願うことができる。
祈ることができる。
ささやかだけど、世界の人達が幸せで笑顔できられるように。
そんなことを思った絵本でした。