あたりをひいて、大まかに線をひき、
形どっていく。
線を重ねたり、こすったりして陰影をつけたり、
輪郭を強調したりしている時間は、夢中というか、
その時は楽しい瞬間だ。
産みの苦しみ、を問われることがある。
確かに苦しいのだけれど、自分にとって
そう感じる瞬間というのは、一体何なのだ、ということを
振り返って紐解いてみようと思った。
頭の中のイメージが形にならないとき、
形に起こしていく前にイメージを膨らませていくのだけれど、
頭の中で問答を繰り返しているとき、落とし込みの判断、とか。
そういうときは、わりと苦しんでいるのかもしれない。
いざ、形を作っていく作業がはじまると、
夢中になって作っていく。
完成するのを早く見たくて。
面倒くさいと思うこともありつつ。
ここでも問答を繰り返しながら。
やってみて、技術的なこととか、現実的に難しいことに
ぶつかってしまい、また苦悩することもあるけれど。。。
頭の中だけで、いろいろと作業をやっている時間というのは、
わりと苦しんでいるのかもしれない。