とても静かな夜は…
僕の楽しいはどこへいった。
僕の嬉しいはどこへいった。
僕の悲しいや苦しいは…??
僕の寂しいは…??
思考故に口から出る言葉は。
閉ざされる口。
僕のいろいろは何処かへ。
ただただ目に映り、
次の景色が映る繰り返し。
意識が研ぎ澄まされ漆黒の
結ばれず胎動しない星となりて、
キャンバスの上で色は
呑まれずにただそれとして輝く。
ひと段落ではないが、長らく止まっていた呼吸を
思い出したかのようにはじめた。
椅子にもたれかかり息が落ち着くのを待った。
まるで空間に包まれたように辺りは静かだった。
静寂の夜である。
雑音は皆無。
ただただ、自分の作業する音のみ。
そして、目前で出来上がったいくものとは、
夜空でただ光る星のようなものであって、
特別な何かではないのだと感じた。
朗読動画 静寂の夜












