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福澤諭吉 学問のすすめ

書籍:学問のすすめ 現代語訳 著:福澤諭吉 訳:斎藤 孝

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最近のニュースでびっくりしてしまった報道がありました。
映像から一人の男性が泣きわめきながら、なにかを訴えています。
どうやらこの人、兵庫県議会の議員さん。

政務活動費をめぐる問題の釈明会見のようだった。
口があんぐり空いてしまっていたが、状況が把握できると爆笑してしまいました。
そういった会見が人の心を動かすと思ったのかな。
違う意味で動かしてしまいました。

大人とは思えない会見でしたね。
恥ずかしいです。
やった、やっていない別として、そんな人に任せておけないので、即刻やめていただきたい。
もっと勉強をして、経験を積んで強くなって、信頼してもらえるようになってから。
出直してこい、ということです。
器ではない。
これまで、何を学んで生きてきたんだ、と全てを疑いたくなってしまいますね。
大義名分も志も、すべて嘘に聞こえます。

学問のすすめ

前置きが長くなりました。
あまりにも、ひどいニュースだったので。

福澤諭吉さんの「学問のすすめ」現代語訳を読みました。
義務教育を受ける中で、教科書の中で何度か出てきたし、未だに頭の片隅にずっと残っていました。
本屋さんでパラパラと読んでみたところ、内容に大変興味を持ち、読んでみることにしました。

まず感じたことは、この時代にここまで世の中を見渡していたのか、と驚きました。
マクロな視点、ミクロな視点の両端から鋭く、的確に捉え、世の中の在り方、人としての在り方を説いている。
それは、現代にも通じるところがあり、十分に活かせる内容だと思う。
理想論なのかもしれないよ。

現状を把握し、理解し、どこに問題があって、なにをどうすればいいかなど、一人一人が意識し、動いていく事ができたなら、日本は良くなる。
政府と国民との関係も改善され、ひとつとなって世界に羽ばたいていけるのではないか、と考えます。

政治家さんは勉強はしてきただろうから、もう読んでいるとは思うけど、志を失ったり、闇に染まってしまったのであれば、もう一度読み直して欲しい書籍ですね。

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