仕事の打ち合わせ帰り、久しぶりに姫路のフォーラスをぶらぶらしていました。
そこにあるヴィレッジバンガードで見つけた書籍。
クラフト紙に包まれたシンプルな装丁の書籍。
その表紙に描かれていた動物の絵、そして本のタイトル「つくることば いきることば」に惹かれて、手にとりパラパラめくったところ、この本の世界観に魅了されて購入した。
グラフィックデザイナーである、永井一正さんが描いた動物の絵と共に、詩のような、「命」や「心」、「生きるとは」「自分とは」「人とは」「創作とは」
こんな哲学が添えられている。
一冊すべてを通じて構成されているストーリーであるが、一ページの絵と添えられた言葉でひとつの物語として読むこともできる。
銅版画で描かれた動物の「絵」は、動物とハッキリ分かりながらも、独特のタッチで、神聖な面持ち。
そうだな、例えていうのなら「神の世界」があるのならば、そこに住まい生きる動物たち。
日々めまぐるしい早さで時代は流れ、過ぎていく。
その進化に人類はついていけず、大事なことを置き去りにして、走っていく。
「大事なもの」ってなんなんだ、という話はあるし、具体的に述べなさい、と言われれば、即答は難しい。
それは感覚的なもの。
濁流に流されたならば。
一緒にいた人が濁流に流されたのならば、必死に崖にしがみつき、手をとろうとする。
感覚的に、こんな映像が頭の中に出てくる。
「つくることば いきることば」永井一正
新品価格 |