縄跳びも当時流行した遊びだった。
縄跳びカードなるものが配布され、いろんな技法がすごろくのように書かれていて、ひとつクリアできるとステップアップしゴールを目標に取り組むというものだった。
先生にチェックしてもらってオッケーだったらシールを貼ってもらう。
些細なことだったが、あれは嬉しいご褒美だった。
より高みにということで、スーパー縄跳びなるものが学校で販売されるようになる。
木でできた長い柄に厚くて重いクリアな色の縄跳びだ。
「スーパー」ってつけるのが子ども心をくすぐる。
使わせてもらったことがあるが、確かに普通の縄より飛べた気がした。
冬場の縄はとにかく痛い。
目にぶちあたった時、目の周りに青痰が出来たものだ。
学校だよりに齢60のおじいさんが60重跳びができるようになった、という記事があって、子どもたちを熱くさせたのを思い出す。