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小学校の思い出 テレビ イラスト

小学校の思い出「テレビ」イラスト

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いけない、と言われることはやってみたくなるものだ。
今テレビを点けてみたらどんなことになるだろう。
結果は、一瞬で大変まずい空気が背中一面に押し寄せる。
それを感じてすぐ消すと、いつも通りの賑やかな休み時間になる。
一年を通して、そんなに使われないテレビを活躍させてあげたかったのだ。
みんな大好きだったはずだから。

起床の時間、熱があり、体調が悪かった。
学校を休むことになり、みんながいなくなった瞬間に、とても元気になる。
別に学校へいくことが嫌だったわけではないけれど、与えられた自由な時間を自分で決めて過ごすことができる。
外に出ることはできないが…
だから、いつもは見ない光景を窓から覗いた。
何の変哲もない平和でゆったりとした景色だ。
午前は教育番組が目白押しで大忙しだ。
工作や理科や童話やあらゆるものを学ぶことができた。
学校にある社会問題をテーマとしたドラマは人間を考える時間となった。

与えられたインスピレーションを絵に描いた。
遠くからチャイムの音が聞こえてくる。
時計を見てもまだこんな時間か。
そんな気もない癖に教科書を開いて読んでみたり…
一人だけの静かな時間はとても良いものだが、教室のあの賑やかな光景と音が聞こえてきて、ちょっとだけ寂しくもなる。
ちらほらと下校してくる子どもの声が聞こえてくる。
友だちが休んだ僕に賑やかに連絡を持ってきてくれた。
「また明日!」と言って帰っていく。
きっと、そんなちょっとしたことが明日が楽しくなる出来事なのだ。

今日の作業用BGM

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