bow's Design(ボウズデザイン)

椅子 写真

日記「ことのは」

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はじめまして。
名前を知る。
顔を見る。
目を見る。
話をする。
仕草がある。
名を見る。
名の持つ雰囲気と人格。
重なるようになって見えて、そうやって人の印象が残るのかな。

字にはなにやら雰囲気があるように思う。
がしかし、変数のようなものになっていて、なにがしか代入されることによって、見え方が変わるようである。
小さなころから、あらゆるものから教えられ見せられた「正義」という言葉には、その当時、眩しい光の中に英雄の後姿が見えた。
高尚なものに見えていた。
今はどうであろう。
正負の側面を持ち、諸刃であり、扱いづらい言葉となった。
(善悪がはっきりしている勧善懲悪のシナリオの中では、それはそういうものとして見るので違和感がないのかもしれないが。)
何を思うか、何を考えているか、そんなものが代入されることによっても見える雰囲気は変わってくる。

またどのように扱われたか、使われたか。
本来持っていた美しいものが、短絡的に乱用され、形が歪むまで擦られ倒された字には、重みが消え、陳腐なものになりかわり、忘れられた存在となり、空虚なものとなっている。

しかし、それを拾う人がいる。
大切に、大事にする人がいる。
また魂を込める人がいる。
かすかな穏やかな息吹がまた聞こえる。
死とは忘却。
ふと思い出され浮かぶ姿は、自分の中で生きており、そして、生きているということだ。
振り返る姿が持つ空気は、僕が見たその人の姿であり、不動のものなのであろう。
そしてその色は自分の色に馴染んでいくのだろう。

今日の作業用BGM

MOROHA – 革命 / THE FIRST TAKE

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