1分。30分。1時間。1日。
過ごしている時空を示してれる時間。
疲れを見せることもなく、振り返ることもなく、冷静に、捉えようによっては残酷に、刻々と時を刻んでいく。
その時空の中で人々は様々な営みをする。
時空の中にあるインターネットの世界を覗いてみる。
この中は他のどの世界より時の刻み方が何倍にも早く感じる。
輪転機から出てきた印刷物がそのまま世の中に出ていくように、次々と大量になにかが吐き出されては流れていく。
見られてスタンプがつくもの、つかないもの。
いずれも一瞬のうちに遠い昔の過去のものとなる。
日に日に膨張していく仮想空間の中で形を持たない文字列情報の中で浮遊している。
それから日の目を見ることもなく。
誰でもなんでも出来るようになって、次々と新しいものが世の中に飛び出し、それらを活用したり、見たり、聞いたりすることは、とてもラッキーな時代を生きていられている。
刻々と秒針のように一歩一歩前へ歩き続けるのだが、ちょっと後ろを振り返ってみたときに、少し寂しい感じもした。
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Slowdive / Sugar for the Pill
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