出来事とは神出鬼没。
唐突に現れては、
こちらの様子を伺うように間合いを詰めてくる。
しかし、前にも遭遇したような気がして記憶が蘇ってくるようだ。
自分の近くまでやってきても特に害はない。
既視感に揺さぶられながらも、
私はいつものように気づかないふりをして、
いや、というよりも違和感として
その横を通り過ぎる。
互いに遠ざかり、
「気の所為」にするために。
あらゆるものが法則を持ち動き同じ空間で生きているならば、
奇跡的に互いが交差する時がやってくる。
そう、
万物が法則のもとに交差するなら、
逃れられない邂逅は必ず訪れる。
胸のうちにあるつっかえは幾度も
遠い記憶の出来事として姿を変えて
再び現れてはまた通り抜けてく繰り返し。
その軌道に触れられた時。
触れられる準備が整った時。
自分との闘いの果てに
まだ見ぬ新しい道が現れるのかもしれない。
違和感とは宇宙空間にある可視化されていないもの。
しかし周っていて、確かに視界を通過するようだ。
技術は可視化する。
人は成長によって可視化する。
だから触れることができるようになるんだろう。
だから心が振れるんだろう。
現実は可視化され、触れられたとて、
正しい選択をできない現実もあることを、
知るのだろう。
それも人たる所以。
だからこそ、笑顔に愛おしさと、
美しさを見せるのだろう。











