眠れる時というのは、
鼻がむずむずして、
だんだんと視界が薄れていき、
気付かぬうちに眠りに入っている。
唯一の無の中に浸れるはずだというのに、
現実世界から夢の中へと強制的に送り込まれ、
よく分からない世界の中を旅させられる。
時に表現しがたい幻想的な世界に誘われ、
あまりの楽しさに時と現実を忘れさせてくれる。
向こうに何かが見えるわけではないが、
そこに行ってみるとまた新しい世界が広がる。
膨張しているようだ。
現実世界で思い描いていることのように。

最近話題にあがる生成AIであるが、
人間の「夢」に似ているなあ、と思う今日この頃。
キーワードからの統計データの中央値を生成、
ってのも夢の中で知らない人が登場しても、
それはそれとして受け入れているってのは、
人の中でゲシュタルトとして理解しているからなのか。
当然、特定のものも夢の中で生成されるし、
生成AIも指示すれば同じことをやる。
では、はじまりの点は何だったか、と言うと、
人間の場合は眠る前の記憶であり、
生成AIの場合は指示。
さて、人間の場合、夢に対して反応があるわけだが、
成長するにつれ、反応は鈍くなる。
それは事象の克服である。
子どもは夢を見た時に、
びっくりして目覚めたり、
おねしょなどにするのは、
本能的に内在する「蛇は怖いもの」というものと近いのではないか。
そんなことを思ったのだった。
人間をのっぺらくすると、
とてもロボット的なのだろうな。
この散文をベースとして描いた漫画










