さて、眠ろうか。
そう思って布団に入り目を瞑る。
こんな時間に眠るなんて随分久しぶりだなあ… ほんと布団の中って幸せだなあ。
そういや今日こんなことあったな…。
こうなってしまうと終わりである。
その時なんのことなく過ごしていた時間のあれこれが、なにか深い訳があったように思え、自分のその時の行動が人を傷つけるようなものだったかもしれない、とか思い始め、ああ、そうか、なるほど、と合点が行ったかと思うと、遠い過去の出来事が突然に思い出され、お前っていう人間は本当に屑だ、だのと自分を罵り、痛くないのに体中が痛くなり、痛い場所が分からないから、体をぐっと折るように横になる。
そして懺悔するのだ、眠りから覚めて改められる訳でもないのに。
勢いをつけた思考は最早止められることはなく苦しめるのだ。
しかし、これが生きるということなのだろう。
その時は、夢さえも見させてくれることなく、永遠の眠りにつかせてくれるのだから。
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