見送られるのは苦手でね。
ほら、また振り返って送ってくれる人の方を見ちゃった。
すぐに自分が見えなくなる場所ならいんだけどね、
自分が見えなくなるまで距離が長い場所は苦手だな。
走るのも可笑しいしね。
でも何度も振り返るのも可笑しいやね。
変わらず手を振ってくれるなんてありがたいことだな。
距離が遠くなっていくと、ちょっと寂しさなんて感じるものだよな。
あんなに賑やかだった時間が静かになってく。
景色のひとつになっていく。
物語となっていく。

つぶやき「スマートにできないこと」