鏡ですね。
僕は大人でもないし、人間出来ていないものですから。
半歩は下がれても、全て下がることは出来ないのよ。
なんてね〜。
良いもんを見ていこう。
良いもんを見習っていこう。
深くを見ていこう。
深いところから出てくる線。
くだんない芯から出てくる線と点はやっぱくだんね〜、なんてね〜。
ふと、おやつのパッケージを四方から眺めていたら、こんなことを思い出した。
子どもの頃の話しだが、小学生の低学年くらいかな。
家族が好きなビスケットの片面にチョコレートが塗られたおやつがあった。
仕事帰りの買物袋に、1箱それが入っているのが楽しみだった。
箱を開けると、2つの間仕切りに5枚づつだったか。。。
10枚も入っていなかったかな。
それが入っていた。
それは、どちらかというと、小学生が買うようなおやつではなく、大人の人が買うようなおやつ。
今で言うと、仕事帰りにコンビニで買うような??
それを兄弟たちで分けて食べた。
美味しかった。
それにはまってから、ちょっと間してから、チョコレートの部分に白い斑点がたくさんついていた。
母親に相談し、念のため、食べるのを止め、確認のため、それをメーカーに送ることにした。
そんな出来事も忘れて過ごしていたとき、ひとつの段ボールが家に届いた。
中を開けると、大好きなそのチョコレートのビスケットが段ボールにぎっしり詰められていた。
ひとつの手紙が添えられていた。
内容はハッキリと覚えていないが、その斑点は問題が無いことと、お詫びの内容が書かれた手紙だった。
僕は、その大好きなおやつが段ボールいっぱいに詰められた贈り物が届いたことに喜んだ。
その頃は、どういう感覚でその出来事を感じていたのだろうかわからないけど、なんともいえない、あたたかい感情を覚えた、という記憶がふと蘇ったのだった。