ここはbow’s park(ボウズパーク)。
厖さんは今日は公園に散歩にやってきたようですよ。
ここは園内にある噴水広場。
地球を象った噴水で水が噴水して地球が回る仕掛けになっているよ。
お仕事のお昼休みの人や散歩休憩の人や日向ぼっこしてる人たちが過ごしているね。
ボウさんは散歩コースを歩くことにしました。
まだ早い時間だから子どもたちの姿はないね。
もうちょっとしたら子どもたちがたくさんやってきて賑やかになりそうだ。
ジャングルジム懐かしいな。
よく遊んだよな。
そういえばジャングルジムの中を潜る時、よく頭ぶつけたっけなあ…。
あれが痛いんだ…。
あのどこにもぶつけようのない怒りが込み上げてくる痛さったら…
懐かしい遊具がたくさんあって、ボウさんは歩きながら思い出に浸りました。
その時です。
ボウさんの頭上で黒いモヤのようなものが渦巻いているのです。
ボウさんはびっくりしてしまって声を上げてしまいました。
おや、おまえさん、あれがなんなのか知らんのかえ??
ベンチで休憩していたおじいさんがボウさんに言いました。
知らないよ、とボウさんは言いました。
おまえさんはこの街に来て長くはなさそうじゃな。
そうなんだよ、とボウさんは答えました。
あれは「ぬえ」と言うんじゃよ。
ぬえ??
そうじゃ、時期にこの街に新しい何かが登場する兆しじゃ。
そうなんだ!不思議な現象が起こるんだね!とボウさんは驚きました。
公園にはいろんな人が訪れるしの、純粋で想像力が豊かな子ども達もやってくる。
そういう思いとか思考とか、思念と言うのかのう、そういうものがああいう不思議な現象として現れる、と言い伝えられているんじゃよ。
ボウさんはぬえを眺めながら、おもしろいね、と興味深そうに言いました。
おまえさんも何か行き詰ったりしたら、公園に来てゆったりとしたひと時を過ごして見るよよいぞ。
新しい面白いことが閃くかもしれんぞい。
うん、そうすることにするよ、おじいさん、ありがとう。
わしはここに散歩によく来ておるから、また聞きたいことがあったらここにおいで。
ありがとう!それじゃまたね!
ボウさんは不思議な現象とおもしろい話が聞くことができて楽しかったそうですよ。