bow's Design(ボウズデザイン)

イラスト「坊の一時の思考 vol.02」

イラスト「坊の一時の思考 vol.03」

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まるで動物が冬眠していくように、秋冬になると辺りの陽気な雰囲気は薄れ、夜更けの時間の様に、だんだん静かになっていく。
雀が羽毛を立て体温で暖をとるように、人々の装いも衣替えをし分厚くなり、体をすくめながら寄り添う様に、暖かい食べ物を買い物する姿が見れるようになる。
日々、いちいち何かを考えてしまう”癖”、があるが、特にこの季節はその”癖”が強くなる。
辺りは比較的静かになるし、夜空は深く、月や星がより美しく輝いて見える。
様々な色の暖色に変わっていく景色と、寂しくも見える景色に変わっていく、いろいろが何かを感じさせる。
四季それぞれ好きではあるが、この季節がもっとも好きであし、温かみを感じる光景を目にすることも多々ある。
人間に対する諦めを止めることができる季節でもある。

見える世界

目 イラスト

何が正しくて、何が間違いで、何が狂気の沙汰なのか。
何が本当で、何が嘘なのか。
全く見分けがつきにくい世界になった。

滑稽な世界

口 イラスト

あまりにも滑稽でにやけが止まらなくなることがある。
この実時間に巻き起こっているいくつかの事象とは一体何なのだ。
まるで、脚本があるように、その脚本のもとに過度な装飾や衣装、嘘くさく、胡散臭いセリフ。
こんな安っぽいドラマはテレビだけ…いやテレビでもご免だな。

 

フィーリング

もやもや イラスト

合う、合わないは重要だ。
ノウハウは違っても、感覚や、感じること、生き様が近しくない人とは楽しさを感じない。

調和

音楽 イラスト

音とは不思議なものだ。
単音で美しい色を奏で、複数の音が重なるとハーモニーを奏でる。
コードの組み合わせによってひとつの世界観が生まれる。
人の関係性にも似ている様に見える。
合うものもあれば、合わないものもある。

じゃんけん

じゃんけん イラスト

人それぞれ、得意なものや、不得意なものがある。
何らかのセンス、というのは人それぞれ持ち合わせているものなのだろう。
血の関係、生まれ育った環境、無条件に好きなものとか…それらによって知らず知らずのうちに磨かれている。
ただセンスというのは多くは悪く働くので勿体ない。
スムーズに出来てしまうから舐めて熱心に取り組むことを辞めてしまう。
センスがなく下手だった人が長い時間をかけ熱心に取り組んだ結果、遠く手の届かない存在になることだってある。
まあ、しかし皆同じラインを平均的に歩むのではない。
チーム戦なんかは互いをよく知ることだろう。
苛立つ前に、得意、不得意を相互補完しながら進めていくことが上手くいく秘訣だろう。

頭でっかち

頭ばっかでかくしてもね、誰かから聞いたような、どっかで見たような、頭に詰め込んだ情報をおしゃべりばっかしててもね、浅いやね、深みがないやね。

傷の舐め合い

バンドエイド イラスト

傷の舐め合いばかりしていても傷が治癒することはない。
応急処置なのだ。
人間の治癒能力は計り知れない。
周りの人々の力をかりながら、自分の足で立ち上がるためにどうするかを、少しずつ考えていくことが必要だ。
ただ焦りは禁物だ。
焦るのは何故なのか、そこから考えよう。
なんでもかんでも何かに合わせようと、嫌われることを恐れる必要はない。
決断をするのは、最後は自分なのだから。
自分で立つことさえできれば、何があっても、わりと生きていけるものさ。

本 イラスト

同じ様な苦悩を、葛藤を、思考を遠い過去にすでに同じ様な経験をし、一冊の本にまとめてくれている偉人がたくさんいる。
時のノウハウばかり読むのではなく、私を悩ませる根源的な原因について読むのも良いかもしれない。
人や社会を構造的に、自分を客観的に見ることによって、日々作られていくものの引力に引っ張られ、それらの重力の中で生きることを止めることができるし、いくことだってできる。
長い歴史の中で文明は革新的に変化したが、人の根本的なものというのは、大きくは変化していないのかもしれない。

Vol.01、Vol.02

イラスト「坊の一時の思考」

イラスト「坊の一時の思考 vol.02」

今日の作業用BGM

 Aldo López-Gavilán Performs / Epílogo

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