bow's Design(ボウズデザイン)

ハンバーガー イラスト

date | 2020.6.6 日記「ハンバーガー」

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阪神高速生田川の中継地点に降り立ち、空を見上げたところ、未だ夜が明ける前。
連日の睡眠不足の上でのトレーニングだからか、思い出したかのように突然に体が重たくなった。
ここで一眠りも良いが、腹を減らしており家路に着くことにして、家の方に向かって歩き出した。
足首からふくらはぎに向かって、つっばたような心地よい痛みが走る。
しかし足の小指に出来た肉刺に親指から薬指が押し寄せてきて刺激し、これが心地悪い。

ロードサイドにあるいつもは空いているコンビニはこのご時世か明かりが消えている。
その真ん中の広い道路は、いつもは車が目まぐるしく行き交っているというのに、静かなもので歩けるほどだ。
世間では休日の夜。
いつもなら賑やかな街も閑散としていて、三ノ宮の開発工事の重機が動いている音が幾らか聞こえてくるくらい静かだった。
経済にとって大きな損失になった問題であるが、この景色を見た時、なんだか健全な形であるようにも思えた。

あの角にはマクドナルドがあったことをふと思い出した。
と同時にお腹が減っていることを思い出した。
更に「テリヤキバーガー」を久しぶりに食べたいな、とつぶやいていたことを思い出した。
今食べなくても…と買い控えていては、結局いつになっても食べていなくて、「テリヤキバーガー」という文字が頭に浮かぶだけで、よだれが出そうだった。
腹を空かした私の口の中はもう、記憶の中にあるテリヤキバーガーの味一色で、堪らなく食べたくなってしまった。
はやる気持ちとともに、僕の足の回転が早くなった。
体より前に顔を乗り出し、マクドナルドの看板の光がついているのを確認できた。

ただし、開いていることを保証した合図ではないことも分かっていた。
準備中という場合もある。
ファサードが上下に揺れながらこちらに近づいてくるように、僕は向かっていた。
開いていることを確認した。
しかし、朝マックにはあの「テリヤキバーガー」が無いのではないか、という懸念を抱いた。
バーチャル空間に存在するお店の入り口を勢いよくぐぐり抜け、カウンターに置いてあるメニューを一気に覗き込んだところ、テリヤキマックバーガーをすぐに目視できた。
スポーツでいうゾーン状態に入っていたのかもしれない。
僕にはもうテリヤキバーガーしか見えていなかった。
テリヤキマックバーガーセットと更にナゲットを注文した。

僕の気持ちといえば、もう最高に幸せな気分で、疲れや痛みも忘れルンルンになってマクドナルドの紙袋を携え帰った。
紙袋のごそごそという音が更に食欲をそそった。
紙袋ももしかして食べれてしまうほどに。
家に着くなり、紙袋に手をつっこみあの「テリヤキバーガー」をつかんだ。
テリヤキバーガーが包まれたこの包装紙のわらわらという音がまた食欲を大いにそそった。
包装紙に包まれたあのテリヤキバーガーが半分顔を覗かした。
会いたかったぞ、このキラキラとした光沢のある…と全ての台詞を述べる前にかぶりついていた。
大変に美味であった。
腹のなかを隙間なく何かが染み込んでいく感覚を感じた。
二口、三口と食べ進める度に美味を感じる。
ところが、半分を過ぎようとしたところ、満腹だよ、とお腹がお知らせしてくるのである。

10代の頃といえば、4〜5個軽くペロッと食べたものだ。
六月は僕の誕生月で、その頃に比べると大変に年をとったのだと、染み染み思うのだ。
大変におっさんになってしまった。
しかし腹八分目が丁度良い。
美味しいものを当たり前のように消費するのではなくて、美味しいものを美味しいと思える感覚を大切にしたい。

ポテト イラスト

さて、ナゲットのソースはどちらがお好み??
僕はそのまま食べるタイプなのだが、少し付けて食べてみると美味しいよね。
人生というのは淡々と当たり前のように過ぎていくものだ。
エッセンスやスパイスなどは時に沁みる時もあるが、これが良い味を出すのだな。

ナゲット イラスト

今日の作業用BGM

クリープハイプ  / 二十九、三十

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インターネットの世界の中でも日本。そして神戸の辺りでゆるやかな丘の上にある自然に囲まれたギャラリー。
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