架空の街bow’s Town(ボウズタウン)。
自分の過ごしやすい街を創作しようといろいろと考えているが難しい。
どんな街にしたいか。
海があって、山があって、川もあってと自然に恵まれた街。
交通の便もよく、いろんなお店が充実していて快適だ。
人も穏やかで治安がよく、ゴミも落ちておらず美しい。
…と、理想と表面的なところは思いつくも、いざそれを具現化するにあたって、材料が少なすぎるのだ。
都市開発などによって生まれた街や近代的なもので埋め尽くされたような街は理想的ではない。
歴史が欲しい。
そういえば埴輪が発掘されたような…。
調査を進めれば古墳が見つかるかも…。
粘土細工「埴輪」
粘土細工「埴輪たち」
そうしたら、この街の成り立ちの手がかりになる研究ができるかも。
そんなことを妄想しながら本当に少しずつであるが、街づくりを行なっている。
ああ、そうか。
人の営みがあるところには歴史があるのだ。
その時代を生きた人々によって築き上げられた歴史がある。
継承と進化。
時間をかけて絶え間なく繰り返されて現在に至る。
偉大なわけのわからない肩書きの胡散臭い人間が集まり、何も進展のない議論をし、無駄な時間を過ごしている間に、街にとって本当に必要な物語は動いているのだ。
人々たちの血税が無闇矢鱈に引っ掻き回し、一過性の無駄なものばかり排出する輩に流れないていかないように、本当に必要なところで使われていき、これからを生きる人々たちがより快適に進化し、継承されていくような。
街を生きる人々ひとりひとりが頭の片隅に置きながら、現在を生きることが大切なのだろう。
bow’s Townは始まったところだ。
八百屋、ドーナツ屋、服屋さんと少しずつだが人の営みがうかがえるようになった。
どれだけの時間を要するかは分からない。
この街に住まう人々みんなが街を築き上げていってくれるだろう。
今日の作業用BGM
Homecomings / Hull Down
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