「あれ、フレッシュないがな。
おねえちゃん、フレッシュちょうだい。」
「は〜い、どうぞ、ごめんね〜!」
大阪で活動する漫才師の「大阪あるある」漫才ネタのひとつで出てきそうなやりとり。
「フレッシュってなんやと思います〜??」て。
新喜劇のお約束みたいな。
分かっていても、クスッとしちゃう。
関東と関西の比較とか。
「関東の奥さんはなんでも上品。服もお洒落。珈琲の飲み方も上品。飲んでいるときの音がね、美しい楽器のようやね。でも大阪はね…。」
くるでくるで、ほらきた、と笑う。
こんなやりとりが見れる喫茶店は減ってきているのかな。
見れなくなると思うと残念。
砂糖を入れて混ぜたコーヒーに「フレッシュ」をゆっくり注いでみた。
だんだんゆっくり回って溶け込んでいく。
カランカランと入り口の扉が開いた。
「わたしアイスコーヒー。」やって。