bow's Design(ボウズデザイン)

夕日の写真

日記「バグ」

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バケマメボウのゆるい休日。
ということで、久しぶりに集まって散策をすることになりました。
かなり久しぶりになったのは文脈があるのですが、それは端折っておいて、当初予定していた散策予定日には急遽僕の予定が入ってしまい、伸び伸びして漸く実現に至ったわけです。
三人で顔を会わせるのはかれこれ去年ぶり。

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江口寿史 イラストレーション展「彼女」

今回の散策地は明石。
明石市立文化博物館で開催されている漫画家、イラストレーターの江口寿史さんによるイラストレーション展「彼女」へ行ってきました。
40年にわたって描いたイラストレーションの中から少女像、女性像だけを集めた作品展。
キュートでクールな女性のイラストが約300点展示されています。
柔らかな線、美しい構図、絶妙なレイアウトと淡いような淡くないような柔らかい配色でいながら一枚一枚強い存在感のある作品群でした。
いろいろなところで見た何気ない印象に残った女性の表情をテーマに僕もイラストを描いていますが、今後は背景や全体像も描いてみたいなと思いました。

女性のイラストレーション

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その後は明石の銀座へ。
目的のお店が開店するまで少々時間があったので、近くの純喫茶で一服を。
店名看板のレトロな書体が良い味を出していて、僕の嫌いな人種があまりやってこないので、時間を忘れて過ごすことができました。
久しぶりに会いましたし、募る話もありましてね。

そして目的のお店、魚の棚にある立ち飲み屋 田中さんへ。
真昼間というのにたくさんのお客さんで賑わっています。
夜の居酒屋にある賑わいの雰囲気で面白い感覚でした。
僕は下戸ですから飲めませんが、マメさんから少しだけ飲んでみ、と少しだけいただいたビールがとても飲みやすく、美味しくて注文してしまいそうになりましたが、後のことを考えるとまずいことになりそうだったのでやめておきました。
酒の肴となるお料理にも舌鼓を打つ。
過ごしている時間も続々とお客さんがやってきます。

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さてさて、美味しいお酒と美味しい肴で良い気分になった三人は鉄板焼きのお店へはしご。
マメさんは普段煙草を全く吸わないのですが、僕と遊ぶときだけ吸います。
僕も誘うように席の真ん中に煙草とライターを置いておくのです。
バケさんと会話をしているところ、視界の中にマメさんが煙草を口に加え手元をなにやらごちゃごちゃしているのがうかがえるのです。
あまりにも長いので、チラッとマメさんの方へ目をやると、どうやらライターの使い方が分からなかったらしく、火を付けるのに手間取っていたようです。
仕事ではすごいことする人やのに、なにしてんの、こうすんねんで、とかツッコミを入れながら火を付けて上げます。
そしてまた会話をしていたらまた手元でごそごそとやっている姿が視界に映ります。
またライターの付け方が分からず手間取っているようです。
立ち飲み屋の入り口では、入口が通常の入口より低い設計になっていて、それを確認して背をかがめたのにも関わらず、頭をぶつけていました。
おじいちゃんのような、お茶目な、可愛らしい天然が現れるマメさんですが、彼が生み出すデザインやディレクションにはいつも驚かされるばかりです。

一緒にいるバケさんも御影でレストランを営み、研究熱心で、独自の考えを持ち、猫愛で時に見せる笑顔が可愛い、尊敬する兄さんですが、今日までの文脈(これについては三人にしか分からない文脈)があるようにお茶目な一面を見せるのです。

バグ、のような。
そんな一面を垣間見れたとき、バグまみれの僕としたら安心するというか、嬉しく思えるのです。
僕が長い間お付き合いさせていただいている人は、年がら年中会うわけではないが、やっていることや、思考や、雰囲気とか風貌とか向いているところは違えど、どこか根幹になるところが似ていて友人であり、尊敬する人であり、同志であり、ライバル的な存在であったりする。
そんな普段はすごいことをやっている彼ら、彼女らのちょっと抜けた一面というのは、愛らしく、面白いと感じる。

さて、話は変わるが、人間のバグというのはどういうものだろうか。
喜びや悲しみ、愛だとか好きだとか嫌いだとか、辛いとか苦しいとか。
感情を覚えるというのは、人間の一種のバグのようなものなのだろうか。
物事に感情を覚えず、皆が合理的な思考をし生きていくうえで、淘汰されるものは淘汰され、残るものは残し、良いものは伸ばし、必要でないものは排除する。
非常に冷たそうな機械的な世界を想像するが、楽しそうには思えない。
時計が一秒一秒時を刻む音が鳴り響く世界。
人間の感情というのはバグのように思えるが、このバグによって個性であったり、多様な世界が築かれているのだから面白いものだと思う。
それでも同じであろうとするのは…
機械に依存するのは…

今日の作業用BGM

Shaun Martin / Yellow Jacket

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