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The park アイキャッチ

date | 2017.9.6 イラストとエッセイ「The Park. 〜ノスタルジーと公園と遊具のポップイラスト〜」

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The Park.

公園は子どもの遊び場。
ベンチに座って、公園で子どもたちが遊ぶ姿を眺めている。
子ども達が遊んでいる光景は、まるで過去の遊んでいる自分たちを見ているかのような時間になる。

ここで遊んだ記憶が鮮明な映像となってリアルタイムに見ることができる。
公園は子どもの遊び場。
ベンチの背もたれに体を委ね、目前には最新鋭の巨大スクリーン。
公園は大人にとって思い出の懐かしい映画が見ることのできるシネマシアターだ。

最近の僕はというと(最近・・・??)ノスタルジーに浸る時間が多い。
今と昔では表層を変えたもの、変わらないもの。
外で目に入ったものを、思い出し、あーだったな、こうだったなと懐かしんでいる。

そんなノスタルジーから生まれた「The Park」というイラストレーション。
過去に展示会にも出展したイラストレーション。

もう少し世界を広げてみたく、バージョンアップさせてみた。

The Park. ver02

公園のイラストレーション

キーンコーンカーンコーン 写真

「キーンコーンカーンコーン・・・」
学校の授業を終わりを告げるチャイムが鳴った。
帰りの会の時間。
帰る準備は万端で、ランドセルを背負うだけ。
もう終わるのに、早く終わらないか、早く終わらないかと気持ちはそわそわしている。
先生との「さようなら」の合図はよーいどんの合図。
先生がいたら競歩にシフトして下駄箱へ急ぐ。
ランドセルが揺れる音が鳴り響く。
一足先に下校をしている人たちを次々に抜き去り家へ急ぐ。
大した用事があるわけではない。
ただ、友達といつもの公園で遊ぶ約束をしているのだ。

公園の遊具というのは独特な配色。
青・赤・黄・緑といったシンプルな原色で構成されている。
地のでこぼごが塗装されたところにも現れている。
塗装が剥がれ落ちて錆びたところをカリカリと剥がして見たくなる。

遊具から見えた景色というのも印象深い。
大人になって体のサイズも変わった今乗って見ても、その時感じたものというのは別のものだ。
そんな遊具にフューチャーして、イラストと思い出を書いてみよう。

ジャングルジム イラストレーション

ジャングルジム イラストレーション

てっぺんに登れたとき、とても嬉しかった。
怖いから腰がひけてゆっくりゆっくりと登っていく。
上にいる年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが格好良かった。
こっちは腰がひけて変な格好で必死に登っているというのに、上にいる人は高度な技を繰り広げながらも、楽々にあの場所にいる。
憧れの眼差しで見ていた。
何度も挑戦してやっと登れたとき。一番高いところから見えた景色は特別だった。
下にいる小さな子がこちらを見ている。
お兄ちゃんすごいねー、という言葉が照れ臭かった。
ジャングルジムの中をくぐり抜けて遊ぶときは、よく頭を打ったよね。
ありゃマジ痛い。

回転ジャングルジム イラストレーション

回転ジャングルジム イラストレーション

これもよく遊んだ遊具だが、危険な遊具だよね。
あまり公園でも見かけなくなった遊具。
当時もこれで怪我したりアクシデントを起こした友人は多々いた。
目を回したときの気分といったら最悪だ。

ブランコ イラストレーション

ブランコ イラストレーション

ブランコってあらゆる筋力をつけるのに最適なんではないか。
とんでもなくなりにくくないか??
いろんな座り方を試して見るけれど、自分にとって最適で楽な姿勢での座り方が未だに見つからない。
足で漕いだらただでさえ疲れるのに、足が地面に擦って漕ぎにくい。
いろいろ思案した結果、生まれたのが立ち漕ぎになるのだろうけど、今ゆるりとしたスピードで宙を感じたい。

ブランコ 写真

久しぶりに漕いでみたら、体中が痛い。
柔らかな風が心地いい。
最高潮に達したときに見える空がきれいだ。

すべり台 イラストレーション

すべり台 イラストレーション

こいつは一体なんなのだ。
ながーい階段をようやく登り滑走路に座り発射準備よし。
前方にレーダー反応あり。
ダンダンダンダンと滑走路を逆走し、中間あたりから減りに足を置いてずんずんと登ってくる輩。
僕の頭を跨いでいき、階段を下っていく。
こいつは一体なんなのだ、と思っていたのに、おっきくなるとおんなじことをやる。
股をくぐって小さな子は、違和感を感じながらもおっきくなるとおんなじことをやるのだろう。
社会との触れ合いの場でもある公園では、あらゆる人や関係性を垣間見ることができる。

鉄棒 イラストレーション

小学校の体育の授業での最初の試練というのは逆上がりなのか。
今でも逆上がりの練習をしている光景を見かけることもある。
ちょっとしたコツなのであるが、その当時というのはコツが分からないから何度も何度も足を天にやる。
手にマメができて破れる。
破れたら本当に痛い。
ジンジンジンジンと数日に痛む。
体なのか、頭なのか、論理的に説明できないが、コツをつかみ出す。
できるようになるには、やらなければできないことをここで学んだはずだった。

雲梯 イラストレーション

雲梯 イラストレーション

本当に上手い人っていたよね。
手が長く、猿のように悠々と向こうまで行ったかと思うと、ターンまでしてくる。
対向してくる人がいると、宙に浮いた体に反動をつけ足をかけ、棒の上をつたって歩いてくる高度な技まで繰り広げる。
こういう普通の使い方ではない、ヘンテコなことをする人というのは憧れた。
あれができるようになりたいと、一人で練習したものだ。
なにかになったことはないが・・・。

シーソー イラストレーション

シーソー イラストレーション

一方が地面につくとき。
衝撃を和らげるタイヤが壊れていたり、無かったりする公園もあったが、勢いよく下った時のカバーなしの尻への衝撃といったら洒落にならない激痛で悶絶もの。
こういった経験を通じて思うと、なんでもなかった、ただの遊びがえらいことになる、ということも多々あるな、と思う。
楽しい時間を過ごして欲しいと思うけども、気をつけてほしいなとも思うのだ。

スプリング遊具 イラストレーション

スプリング遊具 イラストレーション

遊具の正式名称を検索。
「遊具 ばね」とか「遊具 回転」とか。
スプリング遊具で出てきたけど、ほんまの正式名称なのね。
通称とかないんだね。
動物や海の生物、車などの乗り物のスプリング遊具に乗る子どもたちって可愛いよね。
たまに振りすぎ振りすぎって子もいるけど。
あれはあれで可愛い。
楽しそうだ。

ステップ遊具 イラストレーション

ステップ遊具

公園の遊具ってのは、子どもの成長に欠かせないものなのかもしれない。
うんとこどっこいしょ、うんとこどっこいしょ、なんでもできちゃうはずなんだ。
今度はきっといちにのさん。
ひとつひとつチャレンジして、難しさを知り、楽しさを知る。
次の遊具にチャレンジ。
出来たことの自信。
奥が深い空間なのだと思う。

砂場 イラストレーション

砂場 イラストレーション

ひとつの山をきっかけに。
穴を掘ったり、建物を作ったり、水が走ったり、生き物が生活をするスペース、道路や施設などのインフラ整備、ちょっとした発想やきかっけが総合建設へと発展していく。
そんな遊びから本当に建設業に従事するものもいたとかいないとか。

ツイストボード イラストレーション

ツイストボード イラストレーション

最近では健康遊具となるものもあって、ツイストボードを使っている年配の人もいる。
腕立てや腹筋ができるトレーニングベンチなど、時代に合わせて置かれている遊具は発展しているのだ。

小屋 イラストレーション

小屋 イラストレーション

公園のイラストレーション

空が夕焼けになってきた。
時計を見るとそろそろ帰らないといけない時間をさしている。
日本昔話のエンディグテーマが頭の中で鳴り響く。
楽しい時間が終わってしまうのは名残惜しいけれど、また明日。
またここで。

足跡 写真

誰もいなくなった公園にはたくさんの足跡がついていた。

足跡 写真

その足跡は笑っている。
いろいろとあったのだろうけど、笑っている。
あれがだめだ、これがだめだと大人は大人を基準にして奪ってしまうこともしばしば。
彼らが大人になったときの良き思い出を温かく見守ってあげることも大事だよな。

水道 gif アニメーション

今日の作業用BGMは
Perfume / マカロニ

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