bow's Design(ボウズデザイン)

木の写真

トントントンと肩を手で叩く人の正体は…??

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今日は懐かしい曲をiphoneに入れて移動。
1980年代のかすかにリアルタイムで聞いたことのある
懐かしいポップス。
1990年代になると、ラジオやカウントダウンTVとか
深夜にやっている音楽番組を見ていた時のことを思い出す。
鮮明になってくる。

カウントダウンTVで、50位くらいからヒットソングが流れていくけど、
たまに演歌やだんご3兄弟的な曲が急に入り込んで、さらには、
わりと良いランクだったりするときになるあの空気はなんだろう、とか
思い出しながら。
テレビ対僕、という一人の空間で流れる空気。

心の中で、ちょっとだけ「なんで…??」「えー…」「なんでやねん…」と、
もんのすごい小声でテレビにツッコミを入れているような。
そんなことを思い出す。

イヤホンから聞こえてくる音は、懐かしいのだけれど、
色褪せなく、電車内で僕の心を躍らしてくれる。
電車がガタンゴトンと線路の上を走り車体が揺れるのに任せ、
体を揺らす感じ。

ヘッドバンキング的なのりではなく、波のように左右にゆーっくりとのる感じだ。

目を瞑りぼーっとしていたら、案件のことが頭に浮かび、
どう表現しようか、考えてみた。
この案件はどうやって進めようか。
あっちはどうやって提案してあげることがベストか。

もうあの懐かしのポップソングは耳の外で鳴っているような感じで、
腕を組んで、緩やかな横乗りはピタリと止まり、空気椅子をやっている
状態のように思える。
眉間に力が入ってくちゃっとなっている感じがする。
出てきそうで出ない。
なにかとなにかが上手く噛み合わないから、いろいろと試行錯誤をして
試しているだのけれど、「カチ」と気持ち良い音がならない。

どこか異次元空間へいざなわれ、一人で難しい顔をして
空気椅子をやらされている、というか戒めのように、もう意地になって
空気椅子をやっているようだ。
x軸やy軸、z軸が入り乱れ、もうどれがそれだ、とわからないくらい
ぐるぐるとしているが、僕は微動だにしない。
思考をしている。

「トントントントン」と肩を優しく叩かれ、はっと目を覚まし、
顔を上にやると、一人のサラリーマンが立っていた。
「大丈夫ですか??」

状況がよくわからず「はい、大丈夫です」と、風貌が悪いので、
にこりと返してみた。
僕が両の手でこめかみを押さえ、苦しそうな表情をしていたので、
心配になって声をかけてくださったそうなのだ(笑)

「ありがとうございます」と、こうなった状況を説明した。
癖みたいで、とお話をしたら笑いになって、降りるところまで
お互いの癖の話になって、楽しかった。

優しいサラリーマンのおじさんで、あたたかかった。
心がほっこりとした時間だった。

眉間に力が入っているなー、と思うのだけれど、
眉間から何か出そうで出ない。
ビーム的なもの、だせそうなくらい熱くなっているよね。

Water lily / illion

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