聞こうと思っていたわけではなくて、たまたま流れてきたので知らないものでもなかったから聞いてみた。
それを見て、聞いて、久方ぶりに若い時の頃の自分のように気持ちが高揚した。
何かに触れて、根拠はないが全てのものを乗り越えられるような妙な高揚感である。
外的要因によって上下してしまうのは、精神的不安定によるものだろうが、
一時的でも気持ちを上げて前向きにさせてくれるものは素晴らしいではないか。
老年とはそれがスパイスであることを知っている。
流れで過去のものを探り初期からピックアップして現代までの流れを聞いてみたわけだが、長い時間をかけて現在の形を築いていっている。
やりたいことの根源は変わっていないように見えた。
はは、いやいや君、そうは言うが…という言葉の用意を封じ込めるように、現在に至って原点に返り俺たちのやりたいことはこうである、という純真なぶちかましは、老年の魂を震わせたというお話。

つぶやき「そうは言うが…」