何気ないいつもの景色の中の時を過ごしている時、ふと何か気になって改めていつもの景色を眺めてみる。
ああ、新しい季節がやってくるのだ、と感じいつもの時を過ごす。
そして新しい季節の中を歩いている。
ふいにぴんとしてやってくるメッセージを感じとる時、自分と同じように彼女は横に立って見ているのかもしれない。
彼女の姿はどうやら私たちの目には見えず、こうなればいいなあ、というささやかな喜びや楽しみ、幸せの兆しや予兆を風や香りに乗せて私たちに知らせてくれる。
大切に若葉を育てるおんなの子の側で一緒に若葉を育てたり、
頑張ってアイデアを捻り出そうとしている人にエールを送ったり。
彼女は人々のささやかな幸せを見つけて欲しいと願って私たちの見えない世界で蘭々と舞っている。