世の中には物が溢れるほどの数があって、人々の生活を豊かにしてくれているが、生きていくにあたり人間にとって必要なものはそう多くはない。
私たちは創り続ける。
人々の人生において意味や価値がないものに価値を見出し、価値をつけ、それがなくてはならないものに昇華させる。
義眼や眼鏡、義手、義足や、病気を治癒したり、そういったものを僕は創っているわけではない。
僕は人々にとって重要性のないものを創っている。
発したメッセージが誰かに届いて、誰かが元気になってくれて、明日を生きようと思ってくれたら嬉しい。
誰かに必要のないものを創っている。
でも、受け取った人の何かになってくれたら嬉しい。